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最後の一日  マイケル・ジャクソン THIS IS IT [映画]2009-11-28 [映画 アーカイブス]

 たぶんノリの悪い千葉県人が大半の客席。急遽上映が決定した23時20分からの回にでかけた。上映30分前に幕張に着いたのだが、劇場には人があまりいなくてドリンクなどの売店も閉店していて、本当に急に決まった上映らしかった。最前列に一人だけ座っているというような状態で、その他の列はほぼ満員の大盛況。異例の金曜の深夜スタートなのに、この満員状態って…。千葉県では奇跡に近い現象である。

 最後なので目一杯楽しもうと、ポケットにはチュッパチャップスを忍ばせ、音の出ない手拍子やら、座ったままのジャンプやら、極力お隣の観客に迷惑がかからないように気をつけながら、独りで楽しんできた。今週は毎日見続けたお陰で、最後のマイケルのアメリカ手話も体得。マイケルと一緒にWe love you all.をやってきた。そして最後にマイケルのI love you のサインが出たときもWe love youの手話でお返ししたのも言うまでもない。

 千葉県では絶対に無理と思った拍手も最後に起こって感激。ただし吸音材の張られている劇場だったので音が響かずに盛り上がらなかったのは残念だった。さすがにリピーターが多いのか、エンドロールが始まっても帰る人はいなくて、たとへ静かな反応でも、心からマイケル・ジャクソンを愛している観客なのだと判って嬉しかった。マイケルが我々に投げかけたメッセージを、どうやったら実現できるのか、自分には何ができるのか考えながら高速を飛ばして自宅に戻った。シネプレックス幕張まで高速を使えば夜なら30分で行けるとは…。来年は野球も含めて幕張に通うことになりそうである。

 今日の発見は、マドンナのバックダンサーでありながらオーディションに合格にした日本人ダンサーをやっとオーディション会場の場面でみつけたこと。0.5秒ぐらい画面の左端に一瞬映った。左手に手袋をし、白いシャツを来ていたような気がするが、あまりに短いので違っているかもしれない。DVDが出たら細かくチェックすることにしようと思う。

 この映画、背景や衣裳の違いで、最低でも3つのリハーサル映像を使用しているのが判る。音楽を止めてリハーサルの場面は理解できるのだが、音楽は流れているのに画面は次々に切り替わり、全く別の日であったりする。不自然といえば本当に不自然だし、ライブでも口パクだったという伝説?があるくらいだから問題ないのかもしれない。むしろ不自然さを観客に感じさせないオルテガ監督の編集の妙なのかもしれない。マイケル・ジャクソンの衣裳のセンスも、リハーサルとはいえセンスを疑いたくなるような珍なものもあって、やはり本番とは全く違う創造過程の映像を集めたものなのだなあと改めて思った。
 そうした欠点をマイナス・ポイントにしないで、むしろ共感を呼んだのは、マイ ケルの「心」、「祈り」といったものが、彼の音楽やダンスを通じて観客に素直に伝わったからに他ならない。同じ舞台を何度も観ることはあっても、同じ映画を何度も観るのことは少ない。天使にとっては映画「おくりびと」以来で珍しいことなのである。しかも14回、劇場も5箇所変えて通ったのだから、我ながらどうかしていると冷静に考えている自分もいれば、何故毎日観に行かなかったのだろうと悔しく思う自分もいる。

 少々熱くなりすぎたような気もするが、もう映画館で観ることはできないのだから仕方がない。普段はほとんどテレビを観ない天使なので、今もアナログのテレビしかもっていないのだが、DVDの発売にあわせて、ハイビジョンテレビやらブルーレイディスクレコーダーの購入を本気で考えていたりする。それはともかく、マイケル・ジャクソンから生き方の影響を受け、何か動きだそうとする衝動が押さえきれない天使がいる。最後だからと感傷的になって涙ぐむよりも、胸の中に熱くたぎるものを感じたのは、我ながら不思議な現象だった。

 ありがとう、マイケル。

きっと天使は変わってみせます。あと4年で環境破壊を止めようと語ったのと同じように、天使もより良い生き方を選んでいきたいと思う。


2009-11-28 02:54
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もうすぐ14回目 最後のマイケル・ジャクソン THIS IS ITへ! [映画] [映画 アーカイブス]

 今日で最後の「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」の上映。最後に観る劇場は何処にするか考えた。常識的になら地元のシネコンなのだけれど、あのラジカセ並みの音響で観る気はしないし…。やっぱりシネプレックス幕張の日本一の音響で観るしかないかとインターネットでチケットを予約しようとすると21時スタートの回は全席売切!今朝チェックした時にはまだ空席があったのに…。

 よく観ると23時20分スタートの回が追加になっている。「エライぞ!シネプレックス幕張」ということで早速予約。さすがに夜の遅いスタートだけあって空席が目立つ。まあ仕方がないかと自宅に戻り、ライブ・イン・ブカレストを観ていて、今チェックしたらアッという間に席が無くなっている。まだ上映開始まで2時間もあるのに…。 さて、最後の「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」はどんな風になるのか大いに楽しみである。

DVDとDVDのBlu-ray版の発売時期は未定のようだが早くも情報がでていた。


マイケル・ジャクソン THIS IS IT [DVD]

出版社/メーカー:
メディア: DVD




マイケル・ジャクソン THIS IS IT [Blu-ray]

出版社/メーカー:
メディア: Blu-ray




2009-11-27 21:25
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あと2日 マイケル・ジャクソン THIS IS IT 13回目 [映画]2009-11-27 [映画 アーカイブス]


 今日は会議が終わったのが20時30分。地元のシネコンは20時45分上映開始。隣町のシネコンは20時30分上映開始。シネプレックス幕張は21時上映開始。さすがに今日は観られないかと思ったが、長嶋監督の生まれ故郷のシネコンは21時30分の上映開始なのを思い出して、車に飛び乗り高速を飛ばして劇場へ駆けつけた。そして何とか13回目も無事に見終えることができた。

 このシネコンはスクリーンサイズが大きいのが特色で迫力がある。音響もそこそこのレベルで平均点以上。しかも平日のレイトショーだというのに、前方の2列が空席だったほかは満席。明日の最終日にはどうなるんだろう?どこで観るかは決めていないし、観られないかもしなれいのだが、13回目でも飽きないし、毎回毎回新鮮な気持ちで観られる。次に何が起こるか判っていても、どの視点で観るかによって、全く新しい発見がある。今日は主にダンサーを中心にして観た。

 最初のインタビューに答えていた無名のダンサーの踊りっぷりを、それぞれチェック。エアリアルのパフォーマーでさえ名前が映画の中でクレジットされるのに、何故ダンサーの名前はエンドロールまで待たねばならないのか、ずっと疑問だった。「ダンサーはマイケルと一体」そんな台詞があったので、なんとなく納得。でも誰が誰だかよく判らないのは残念に思う。気がつけば今週は毎日観に行っているような気がする。最後の一日は心して観たいと思う。

 世の中には映画を詳細に覚えている人がいるもので、あまりに感心したので転載させていただきます。

"Wanna Be Startin' Somethin'" ライトマンからマイケルが出てきてコマンドを出す。ベースをfunkierに、と指示

"Speechless" アカペラでアウトロから最後のつぶやき(I Love You...)までをマイケルが歌う

ロンドンの記者会見

"Bad" オルテガ監督がオーディションに並ぶダンサー達にあいさつするバックでかかる

"Smooth Criminal" ダンスオーディションのバックでかかる

"Don't Stop 'Til You Get Enough" ダンスオーディションのバックでかかる

"Jam" トースター(飛び上がるセリ)の練習からリハ

再び"Bad" マイケルが円陣で振付を指示、ダンスルーティン

"They Don't Care About Us"(以下4曲連続のメドレー、グリーンスクリーン兵士の後リハ映像)

"HIStory" 左に集まって敬礼するところ

"She Drives Me Wild"

"Why You Wanna Trip On Me"

"Human Nature" アカペラ→キーボードが加わり、やがてフルコーラスに

"Smooth Criminal 名画はめこみ映像撮影→リハ

"The Way You Make Me Feel" コード進行が早すぎると指摘、余韻を指示

"I Want You Back" Jackson 5紹介アナウンスの後。この曲の途中でイヤプラグをはずし、曲のあとイヤプラグについて会話。

"The Love You Save"

"I'll Be There" このあと兄弟や父母にI love youという

"Shake Your Body (Down to the Ground)" ダンサー達の群舞の後マイケルが白ジャケで登場

"I Just Can't Stop Loving You" ジュディスとのデュエット

"Thriller"
"映画Ghost中のコーラス一部分"
http://www.youtube.com/watch?v=6G5hzDwQH8Q&feature=relatedの 7:47からの女性コーラス部。Thrillerのダンスが終わり、人の魂?が沢山天井から 静かに降ってくる場面で使われる

"Threatened" マイケルがダンサーの後ろで跳ね橋に上がり踊るところ

"Who Is It" エアリアル(女性がサーカスチックな動き)の場面

"Beat It"

"Black Or White" ギタリスト・オリアンティと

"Earth Song"

"Billie Jean"

"Man In The Mirror"

"This Is It" クレジットで

"Heal The World" クレジットで(ライブ音ぽいと思いました)

(再度"Human Nature" 2回目ですがクレジットで)

ダンサーについても転載しておきます。

チャッキー・クレイパウ:フィリピン系ダンサーで「ハイスクール・ミュージカル」の振付師。リハではボブっぽい髪型。

ドレス・リード:頬髭のある黒人ダンサー。ジャネット、リッキーマーティン、クリスティーナ・アギレラと仕事経験あり。

デヴィン・ジェイミーソン:合格時に初日はどうなるんだろうって感激で泣いてた坊主頭の人。

ダニエル・セルブレ:元ヒラリー・ダフの相手役(ダンスダブル)。ダンスを2年間止めていたが、マイケル復帰を聞
いてオーディション応募。

ニコラス(ニック)・バス:ジャネット、プリンス、ブリトニー等の振付師。ミーシャの相棒。

ミーシャ・(ガブリエル)ハミルトン:ジャスティン似の人生はつらいだろの人。ジャネット、ビヨンセのダンサー、ジャスティン等の振付師。リハから金髪に。

シャノン・ホルツァフェル:元ブリトニーのダンサー。2日前にオーディションを知ってオーストラリアから飛んできた人。

ティーモア・ステフェンズ:ダンス番組"SYTYCD"出身。オランダの番組でマイケルの香水エピソードを披露した人。

クリス・グラント:ビヨンセの振付師の黒人ダンサー。「マイケル役」としてショー出演の経験有

メキア・コックス:"The Way You Make Me Feel"の女性ダンサー。 CSIや舞台「シカゴ」等に出演

タイン・ステックリーン:ロングヘアのブロンドダンサー。「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」等に出演


2009-11-27 01:25
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あと3日 マイケル・ジャクソン THIS IS IT@シネプレックス幕張 [映画]2009-11-26 [映画 アーカイブス]

 野球を観にいくわけでもないのに、仕事が終わってから高速で湾岸千葉へ。海浜幕張駅前にあるシネプレックス幕張へ12回目の「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を観に行ってきた。さすがに昨日の地元のシネコンのラジカセ並みの音と違い、今までで一番の音響で大満足。画面のシャープさは足りないが、繊細な音をクリアに再現するばかりでなく、リズム系の音も明瞭に聞こえてきて劇場全体が音楽に包まれたように感じた。ただし、重低音だけは隣町のシネコンの方が響いていた気がする。それでも川崎のIMAXシアターや新宿ピカデリーのスクリーン1よりもずっと完成度の高い再生音だった。なにしろ飽きるほど見せられた「アバター」や「パブリック・エネミーズ」「2012」の予告編の音が…。あまりの音響の凄さに椅子からずり落ちそうになった。日本一かもしれないという劇場の音響設備は本当かも。


 さて今日もレディーズデーだったせいかほぼ満員の大盛況。拍手こそ起きなかったけれど、客席から感動が伝わってきて心地よい時間を過ごすことができた。111分の映画がアッという間に終わったように感じたのも、客席の雰囲気のよさのせいかもしれない。ひたすら画面に集中できたのが嬉しかった。

 マイケル・ジャクソンは50歳になって、コンサート活動を再び始めようとしたわけだが、さすがに往年のような体力がないのに、マイケル・ジャクソンの名を汚さぬよう必死になっているのが痛いほど伝わってくる。自分の子供ほどの年齢の若いダンサーと踊るばかりでなく、歌わなければならないのだがから、その重圧と身体の負担は想像を絶するものがあったに違いない。同年代として、なんとなくわかるのである。昔のようにはいかないものなのだ。

 “Billie jean”でお約束のムーンウォークをしないのも体力的に無理だったのかもしれない。ダンサー達が息を切らしているような場面でもマイケルは平気のようだし、当然といえば当然だが、舞台袖で疲れてへたりこむような場面もない。余人をもって代え難い存在であるスターは休むことも許されないのか?森繁久弥が老骨にムチ打って『屋根の上のバイオリン弾き』を演じ続けたり、もう無理なのに森光子に『放浪記』を上演させるのは拷問に等しい。本当にマイケルの負担は大きくなかったのだろうか。何か薬物に頼らざるを得なかったのではないかと思えてならない。

 人生の最後に、一番好きだった音楽とダンスの世界に戻れたのは幸福だったかもしれないが、命と引き替えだったとしたら、あまりに悲しく切なすぎる結末である。運が良ければ、あと2回観ることができるのだが、スクリーンのマイケル・ジャクソンに問い続けてみたい。幸福な人生だったのかと…。

2009-11-26 00:21
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あと4日 マイケル・ジャクソン THIS IS IT [映画]2009-11-25 [映画 アーカイブス]

今日も仕事を速攻で終わらせて地元のシネコンへ。なんと2番目の大きな劇場で上映。しかも、平日のレイトショーながらお客が7割も入っていて驚く。もっともスクリーンサイズはタテ2.45m×ヨコ4.4mしかなく、音響もただのSRDで、迫力のないラジカセ並みの音でガッカリ。そこで急遽明日は予定を飛ばして、ついでに高速も飛ばして幕張にあるシネコンへでかけることにしてチケットをインターネットで予約した。

 千葉県でも有数の音響装置とかいうHDCSを備えた劇場で上映するらしい。


HDCSは最高級のスピーカーシステムとパワーアンプを組み合わせ、さらに映画館では世界初の使用となる、特殊な楔形の吸音設備を設置することにより、想像を超えた大迫力の音響と、透き通るような繊細な音響を皆様に提供します。

1.超高性能ステージスピーカーを採用 メインスピーカーシステムは大劇場のみで使用されるElectro-Voice社のVariplex-XLやX-Arrayを取り入れ、迫力はもちろんノイズや歪みの少ないサウンドを映画のイメージを損なうことなく、大空間の隅々まで届けます。

2.サヴウーファーの本数を増やし、超高出力アンプを映画館としてはじめて採用
これまでサヴウーファースピーカーは大劇場でも最高4台設置というのが業界の一般的な考え方でした。しかしHDCSでは2種類で計6台の超低域スピーカーが、エキサイティングなシーンをサウンドプロデューサーのイメージ通りに再現してくれます。なお、サヴウーファースピーカーはAmcron社やElectro-Voice社製のアンプを導入し余裕をもったワット数を確保しております。
サヴウーファーは息切れすることがまったく無く、圧倒的な迫力は、耳に聞こえる音響というよりも身体で体感し、床をも揺さぶる音響と言えます。

3.大口径サラウンドスピーカーを採用 最近のサラウンドチャンネルで低域音成分が多く録音される傾向も考慮し、場内を取り囲む12本のサラウンドスピーカーにはステージスピーカーにも対応できる、38センチ大口径を持つ大型2ウェイスピーカー、Electro-Voice社のSX500+や大型3ウェイスピーカーElectro-Voice社のVariplexシリーズを採用しています。

4.無響室で使用される、楔形の吸音材を映画館として世界初採用 サウンドの圧倒的なパワーを受け止める吸音設備には、音響実験用の無響室で使用されている楔形のグラスウールを、映画館としてはじめて劇場内後方部分に設置し、今までは不可能と言われていた低音域の反響を防ぎ、よりクリアなサウンドを観客に提供します。

ということで、明日の夜がとっても楽しみになってきた。今日もチュッパチャップスやら手話やらを愉しむ「独りTHIS IS IT」を堪能して幸福な11回目でした。最終日までに劇場を変えて毎日観るつもり。

2009-11-25 00:16
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あと5日 マイケル・ジャクソン THIS IS [映画]2009-11-24 [映画 アーカイブス]

 今日は用事があって観るのは不可能だったのだけれど、マイケルのアメリカ手話を確認したくて超スピードで用事をすませ、隣町のシネコンに上映時間ぎりぎりに駆け込んだ。先週までの客席数434席の劇場から、今週からは105席の劇場へ移動!おかげでほぼ満席の盛況だった。果たして最終日にはどうなることやら…。
劇場は小さくなっても音響のセッティングがいいのか、さすがに大劇場に比べて迫力は半減なのだが、バランスのよい音響で満足。新宿ピカデリーよりも低音は響いていた。

 さて「Man in the Mirror 」の最後にお祈り?をしているのだとばかり、ずっと思っていたら、"We love you all"とアメリカ手話でメッセージを送っているのが判明。今日はしっかりチェックしたのと、エンドロール中は映画館の暗闇の中で何度も練習。I Love You.Michael とタイトルが出たところで練習の成果を披露。案外上手くいったような気がする。

 今日の新しい発見は、ケニー・オルティガのお腹が案外出ていたこと、例の「MJ航空」なんて言ってジョークを飛ばしている場面では、シャツがめくれ上がって大きなお腹とおへそが一瞬だけだが見えるのを発見した。それが何?と言われてしまいそうだが、このショーのマイケルとの共同演出家であり、この映画の監督でもある彼が、実は出番が多いのに気がついた。音楽に乗っているのかいないのか、よく判らない動きが多くて苦笑するしかなくて、案外笑いのツボを刺激する人ではある。マイケルばかりでなく、この映画は案外脇役に面白いキャラが多い。「命知らずのMJ」なんて言ってしまう舞台監督とか、花火を10倍に増やせと言われて「もちろん」と答える特殊効果の監督など、スタッフにも面白そうな人物がいる。何と言っても最高のキャラは、常にステージの左側にマイケルと一緒に映り込んでいるカメラマンのおじさん。ファンからすれば目障りなのだけれど、健気にカメラを回し続ける姿が妙に目に残るのである。

 さてダンサーのオーディションは、あらかじめ選ばれた550人のダンサーのみによって行われたらしい。なるほど、高水準のオーディション風景だったわけである。本当に説明のない映画で、読む解く楽しみの多い作品である。というわけで本日で10回目の「THIS IS IT」でした。

2009-11-24 00:07
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マイケル・ジャクソン THIS IS IT 新宿ピカデリーで9回目 マイケルの手話 [映画]2009-11-23 [映画 アーカイブス]


  今日は上野の東京文化会館でコジョカルが出演する東京バレエ団の『くるみ割り人形』を観た。もともと初演時には、チャイコフスキーのオペラ『イオランタ』とともに上演されたので短いのは承知だったが、20分の幕間を入れて2時間かからなかった。昨日の新国立劇場の『ヴォツェック』も短くて新宿ピカデリーで「マイケル・ジャクソン  THIS IS IT 」を観ようと思ったのに満員でチケットが買えなかった。そこで昨夜のうちにインターネットで予約して席を確保したおかげで今日は無事に観る事ができた。一番大きな劇場での上映だったのに最終回まで満員の大盛況。休日の都心のシネコンに初めて足を踏み入れたのだが、あんなにロビーに観客があふれているとは…。大変驚いた。

 さて新宿ピカデリーのスクリーン1では、デジタル上映だったらしく、IMAXシアターほどではないにしろ鮮明な画像だった。ところが音響は、細部の繊細さは見事に表現されていたものの、重低音は隣町のシネコンの方がズッと伝わってきていて、文句なく音響は隣町の方がよかった。上映中に出入りする観客も川崎同様に多かったが、スクリーンの邪魔にならないので、それほど気にならなかった。終映後に、遠慮がちな拍手が起こったのも都会ならではの反応だと感心。

 27日で終わってしまうが、仕事の関係であと観られそうなのは24日と27日の2回だけである。何度観ても、もっと観たいと思わせる力が、この映画にはあって、今日で9回目である。毎回新しい発見があるが、今日は何故、エンドロールが終わった後に、再び「Human Nature」で彼が唐突に登場するのか理由がわかったような気がした。天使がオルテガ監督だったら、収録されている生前のマイケル・ジャクソンの最後の映像をどこに挿入するかと考えたからである。

 この映画は、ほとんど説明がないのが特徴だが、衣裳や背景の舞台装置の感じから推測すると、どうもこれが生きているマイケル・ジャクソンの最後の映像の記録なのだと確信した。あの姿の数時間後に、きっとマイケル・ジャクソンは亡くなったに違いない。そう思ったら涙が止まらなくなった。本当にそうなのかどうか、監督に確かめるほかはないのだが、もう一度、この目で確認してみるつもりである。

 「今週もマイケル・ジャクソン THIS IS IT」にコメントをいただいたプリマベーラさんによれば、

映画の最後でマイケルの画像が静止する直前に"We love you all"とアメリカ手話で表わしています。もう一つはアマゾンのシーンで「花」を表わしています。「花」しか読み取れず残念ですが、花を表わすマイケルの手の動きのエレガントなこと。

これも確かめてこなければ!

2009-11-23 00:00
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Disney'sクリスマス・キャロル [映画]2009-11-21 [映画 アーカイブス]

解説: 金銭欲を満たすために生きる男が、クリスマス・イブの夜の不思議な体験を経て、本当の幸福の意味を悟る奇跡と感動のファンタジー。文豪チャールズ・ディケンズの不朽の名作を、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのロバート・ゼメキス監督が映像化。ケチな主人公をはじめ、7役を演じるのは名優ジム・キャリー。希望に満ちたメッセージや、俳優の演技をデジタル的に採り込むパフォーマンス・キャプチャーによる驚異の映像が圧巻!

あらすじ: 金がすべてで、家族を持たず、人とのきずなに背を向け、ただ己の金銭欲を満たすためだけに生きるスクルージ(ジム・キャリー)は、街一番の嫌われ者。あるクリスマス・イブの夜、かつてのビジネス・パートナーの亡霊が現われ、スクルージを彼自身の過去・現在・未来をめぐる時間の旅へと連れ出す亡霊にとりつかれると予言する。

今日は新国立劇場でアルバン・ベルクのオペラ『ヴォツェック』を観た。上演時間がわずかに1時間35分なので、大幅に時間が余ってしまった。このまま帰るのはもったいない。そこで東京で「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を観ようと思ったのだが、新宿にあるシネコンは2館とも満員で観ることができなかった。結局地元の映画館で観ようと思ったら、時間的に観られるのは「Disney'sクリスマス・キャロル」しかなかった。まあ、ポイントが溜まっているので無料だし、話の種に観てみることにした。

 予告編を観るまで知らなかったのだが、ジム・キャリーが出演なので実写だとばかり思っていたら、何と実写とアニメが合体したような「パフォーマンス・キャプチャー」という最新技術なのだとか。質感や表情が乏しくて最後まで馴染めない映像だった。3Dを意識したカメラワークで実写ではありえない映像なのだが、なんとも中途半端なのである。

 ジム・キャリーは各時代のスクルージと過去・現在・未来の精霊と7役を演じ、ゲイリー・オールドマンはマーレイ/ボブ・クラチット/ティム少年と3役を演じた。これもパフォーマンス・キャプチャーの成果?ということなのだろうか。クリスマスという行事の重要性は日本人には理解し得ないものということもあろうが、あまりにオドロオドロとした世界が出てきて、小さなお子様にはディズニーとはいえ不向きかも。

 家族愛を描いた部分には心が動かされそうにはなったものの、そんなにクリスマス自体に思い入れがなからか、守銭奴であっても、別に孤独でもいいのでは?世間の目など気にすることなどないといった感じで共感できない話だった。原作には「ヴエニスの商人」同様に、拝金主義?のユダヤ人に対する差別意識なんかもあるのかも。結局、スクルージの周囲の人間も多かれ少なかれ拝金主義なわけだし、クリスマスを祝うか祝わないかで幸福になるれるか不幸になるか決まるというのも、宗教的にどうなんだろう。その裏面に描こうとしたディケンズの意図に黒いものを感じてしまうので感心できなかった。あまり長尺の映画ではなかったのが救いだった。

2009-11-21 23:23
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2012 [映画]2009-11-20 [映画 アーカイブス]

解説: マヤ暦による2012年終末説を題材に、『インデペンデンス・デイ』『紀元前1万年』のローランド・エメリッヒが手掛けるディザスター・ムービー。地球滅亡を目の前になすすべもない人々が、巨大な自然災害から必死に逃げまどう姿を描く。偶然にも地球の危機を知ってしまうリムジン運転手に『ハイ・フィデリティ』のジョン・キューザックがふんし、大事な家族を守るために奔走する。大地震、火山噴火、津波など最新CG技術による迫力ある映像に注目。

あらすじ: 2009年、リムジン運転手のジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)は、子どもたちとの旅行を楽しんでいた。ところが、偶然湖底に沈む巨大な研究施設を発見し、地球が滅亡に向かっていることを知る。この危機から逃れる手はないものかと模索するジャクソンだったが、すでに天災は地球上の至るところで起こり始め……。

 昔で言うパニック映画。今ではデザスター・ムービーというらしいが、最新のVFX技術の粋を集めて作られた映画らしく驚くべき映像の連続で何度も劇場の椅子にしがみつく羽目に…。昨日まで「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を上映していた隣町のシネコンの一番スクリーンが大きい劇場だったので、音響も素晴らしく場面によっては椅子が振動して、往年のセンサラウンド方式で上映された「大地震」をしのぐような重低音で何度も驚かされた。

センサラウンドなんか知らない人は以下の説明文をお読み下さい

SENSURROUNDとは、Senses(感覚)とSurround(包囲)という二つの言葉からつくられた合成語である。センサラウンド方式の映画は、目と耳からの感覚の他に、からだ全体で感じる効果を持っているのである。
センサラウンド方式は、MCAとユニヴァーサルが共同開発したものだが特別な音響効果で観客を圧倒するだけでなく、従来の劇場のサウンド・システムでは、録音も、また再生することも不可能な、人間の耳に聞えない音波(超低周波)による効果で観客を包み込む。それは、センサラウンド方式のスピーカーに内蔵された強力なホーンが音波を発することにより、劇場内の空気が振動し、まるで本当の地震であるかのような錯覚を観客のからだに伝えるものである。しかし、この震動感はあくまでも空気を伝わる音波が起こすものであり、劇場とか、座席を物理的に振動させるものではないから、観客の身に一切危険はない。
センサラウンドのスピーカーは原則的に、最大限の効果を狙うべく、スクリーンの表側と左右、劇場後方部などに設置する。
これにともない電力も大幅なアップを必要とする。普通家庭の8畳部屋で聞くステレオの電力は、約1Wか2Wである。また、普通映画を上映する劇場〔1,000~1,300席〕の電力は約10Wである。センサラウンド方式によると大体1,800W~2,000Wの電力になる。これだけでもいかに震動音の効果がたかいかがおわかりいただけるだろう。
またセンサラウンドの振動音を観客に放射するスピーカーはそのボックスともで約100kgである。原則として計16個のスピーカーが使用されるのでその重量だけでも1,600kg。それぞれのラッパ壁も加えると約2トンの総重量になる。

ということで、「大地震」は映画館のスクリーン前や後方の客席をつぶして巨大スピーカーが設置され、空気を震わす音響に驚いたものだった。今はそんな巨大なスピーカーをわざわざ設置しなくとも、大きな設備の整った映画館ならば十分に迫力があるわけで、懐かしい思い出である。今日観た映画館は、スクリーンサイズが7m×17mもあるそうで、音響のバランスといい、なかなか観やすい劇場だった。こうした映画は、是非劇場で観ることをおすすめしたい。

 冷静に考えると、突っ込みどころが多すぎるし、後半になると話の展開が早すぎてアレアレという部分もなくはない。大統領からリムジンの運転手までアメリカのちょっと複雑で微妙な家族関係が何組も描かれているのも悪くはないが少々甘すぎる展開。まあ、言い出したらきりがないが、驚愕の画面の連続なので目をつぶることにする。ご都合主義も徹底すると変なリアリティがあったりするらしい。

 マヤ文明の予言で2012年に世界が滅びるというオカルト的なものが、結局は現代版ノアの方船で救われるという物語。だって主人公の子供の名前がノアだから…。ベタすぎる発想。G8の主要国首脳会議のメンバーが中心になって人類を救う計画を練っていて、そこに中国が参加。さらにインドの科学者、チベットのラマ教の僧侶なども登場して、政治的というか、全世界的な映画市場を意識したマーケティングがなされたらしく、万人に受ける内容になっていたのも、こうした映画では細かな心配りと賞賛されるべきだろう。

 ほとんど悪人が出てこずに、最後は英雄的に死んでいくという定石通りの展開で、残酷な場面もなく、お子様にも安心して観ていただける内容だった。さすがに長い映画で、もう一度観たいかと聞かれたら一度で十分と答えると思う。金曜のレイトショーで前夜祭というには寂しい観客の入りだったが、まあまあヒットはするのではないだろうか。

2009-11-20 23:50
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大画面とさようなら マイケル・ジャクソン THIS IS IT [映画]2009-11-19 [映画 アーカイブス]

 「THIS IS IT」を 火曜日に観たばかりなのに、今日も隣町のシネコンまででかけた。なにしろ明日は、「2012」の前夜祭とやらで、一番スクリーンが大きくて音響も素晴らしい劇場が明け渡されるからである。最高の音響が楽しめるのも今日まで…。というわけで、今週は1日おきに観ていて今日で8回目である。相変わらず飽きない。新しい発見がある。もっともっと観たい。今日もズシンズシンと椅子が揺れるような重低音とクリアな歌声。これが最後なのだと思うと残念でならなかった。

 さて、今回のロンドン公演で最も訴えたかったことは、大掛かりな映像とブルドーザーまで登場する予定だった演出ということで「Earth Song」だろうか。環境問題と戦争反対を訴える歌だけれど、軸足は環境問題だったようである。そしてエンドタイトルで流れる「Heal THe World」と「Human Nature」に繋がるわけで上手い構成ではある。ああ、エコなのかと思ったらワインのことをを思い浮かべた。

 なぜなら11月19日は、ボージョレー・ヌーヴォーの解禁日だったからだ。このところ輸入量は増えていないのに、色々なところで売り出しているのに大量に売れ残っているのだとか。フランスではお安いワインなのに、解禁日に飲もうとすると航空機で空輸しなければならず、どうしても日本では値段が跳ね上がってしまう。そこで西友やイオンなどの大手スーパーは、エコの名の下にペットボトルのボージョレー・ヌーヴォーを1000円以下で大々的に売り出したようである。あまり話題にもなっていないが…。

 エコのためというのは口実で、ペットボトルにするのは航空運賃を節約しているだけのことである。本当にエコならば、紙パック入りのワインでもいいわけで、商魂たくましいとはこのことかと思った。ガラス瓶だってリサイクルできないわけではないし、なんでも「エコ」を商売に結びつけようという魂胆には呆れるばかりである。料理酒ではないのだから、ペットボトル入りのボージョレーが売れると思っているマーケティング担当者の頭の中はどうなっているのか…。日本でワインがフランス並みに大衆的な酒になったとは思えない。安ければ買うだろうという価値観って…。天使はボージョレ・ヴィラージュのヌーヴォーを飲んでみたけれど、噂通り2009年は素晴らしいヴィンテージになる模様ではある。

2009-11-19 23:54
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