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4回目『スター・ウォーズ フォースの覚醒』MX4D版 [映画]

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早起きして8時45分スタートのTOHOシネマズ新宿のMX4Dの字幕版の『スター・ウォーズ フォースの覚醒』を観た。国立劇場の『東京四谷怪談』、夜は東京文化会館で「聖夜」と題された亀渕友香とThe Voice of Japanの『Christmas Gospel Night2015』の予定が先に決まっていたのと、この時間しか空いていなかったからである。

わずかな間にIMAX3D版を2回、4DX、MX4Dと主要な上映方式を体験したわけである。映画の世界への没入感、3Dの質の高さ、音響の広がりでは圧倒的に成田のIMAX3Dが勝利。アトラクション系に徹底するという方向では4DX。アトラクションの要素を残しつつも映画の内容を観客の興味の中心に置いておきたいという立ち位置が微妙なMX4Dといったところだろうか。

あと首都圏で残された上映形式といえば、ユナイテッド・シネマとしまえんのIMAX3Dとウインブルシートの合わせ技か、イオンシネマの 3D ULTIRAとD-BOXの合わせ技、立川の極上爆音上映だろうか。一番食指の動かない2D日本語吹き替え版も経験してみるべきかもしれない。

昨日観た4DXに比較すると4DXでは冒頭にあった光の演出やクレーム一歩手前の意表をつくような水の演出など、あざといまでの動きは少なく全体的に控えめなアクション。BB-8の足元攻撃もあったのかなかったのかわからないようなレベル。それでいて料金は一番高かったような。コスパは悪いと思った。まあ他を知らなければ満足できるのかもしれないが、日本最大級のIMAX3Dと4DXの後では、なんとも分が悪い。

さて肝心の映画では、マズ・カナタの古城酒場から出て行くフィンの場面が急ブレーキな感じなのを除けば素晴しい映画である。この部分だけはもうちょっとなんとかしないと退屈してしまう我慢が必要な部分。今回見て面白かったのはドロイドのC-3POがキリスト教的な台詞をいくつも発すること。人間ではないので許される発言ということなのだろうか。




3回目『スター・ウォーズ フォースの覚醒』 4DX版 [映画]

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『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の3回目は隣街のシネコンで。明日はTOHOシネマズ新宿でMX4Dを予約しているので比較検討の意味もある。

映画の迫力、画面の美しさという点では、圧倒的にIMAX3Dの勝利なのだけれど、光、水、煙、振動、風などあらゆる特殊効果を総動員して2時間近くテーマパークのアトラクションに乗ったような状態というものこうした類の映画ではありなのかも。

あまりに演出過剰で映画を深く考えながら観ようという観客には不向きなシステムだと思った。たぶん、その点を考慮して演出が控えめなのがMX4Dなのだと思う。4DXの方はとにかく下品なほどに揺れるし傾斜するし、耳元を風が通り抜けるし、天井から雨、座席前からミストなどやりたい放題だった。水が嫌ならばスイッチをOFFにすればいいのだけれど、ここでコレやる?というタイミングなので油断がならない。

3Dや音響は普通のレベルなのでアトラクション的な楽しみを求めないならIMAX3Dをオススメしたい。頭をカラッポにして体感重視ならば支払った値段だけのことはあると思う。まあ煙のショボサと香りの演出はもっと工夫があっても良いと思った。フラッシュは微妙だけれど、他の劇場では味わえない感覚が面白いといえば面白い。

一番感心したのは「フォース」の力を体感させようという苦心の演出があったこと。疑似体験ではあるけれど、自分が悪のフォースと闘っているような気分になれたのは4DXならではないかと思った。

2回目『スター・ウォーズ フォースの覚醒』 IMAX3D版 [映画]

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引き続き劇場に居残って『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の2回目。巨大なスクリーンの細部に見逃せないモノ?がいくつも発見できて素晴しい。これを見極めるために何度も通うことになりそう。2回目は2時間15分の上映時間がアッという間だった。

初回はコマーシャルが流れたが、さすがに終映が遅くなるからか2回目には一切なかった。初回にはあった最初と最後の拍手はおきなかった。直前まで一切宣伝材料を出さなかった戦略に振り回された感のある初回の観客と違って成熟?しているということか。物語自体は相変わらず結構暗い内容なので、あっけらかんとしたバトルを期待した向きには違和感があったかも。でも、その重石のような雰囲気こそスター・ウォーズらしいところなのだが。

以下、Twitterから

15分後に本日2回目。一体何回観る事になるのやら。グッズ売り場はさらに長蛇の列に。買うのは断念する。成田らしく外国人の姿も多い。英語が飛び交っっている。やけにテンションの高い彼ら。こんな時間にこんなに多い観客を初めて観た。IMAXデジタルシアターで観るべき映画。しかも絶対に成田で。

『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の2回目が終了。成田のIMAXではあり得ない満席状態が今回も。フルサイズではなく上下が切れるスクリーンサイズなのだが迫力満点。通常のサイズでは見分ける事ができないであろう細部まで観られるのが凄い。やはり成田のIMAXは優れている。成田へ向え!


1回目『スター・ウォーズ フォースの覚醒』 IMAX3D版 [映画]

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2015年12月18日 18時30分。日本全国一斉公開された『スター・ウォーズ フォースの覚醒』。一ヶ月前の深夜にWEBで席を予約して地元のIMAXデジタルシアターの初回上映にでかける。さすがに全席売切の大盛況。ロビーにも、特設されたグッズ売り場にも人が溢れていて驚く。

千葉県の地方都市に日本最大級のスクリーンサイズを持つIMAXデジタルシアターが必要?という想いがずっとあったのだが、ようやくこの劇場にふさわしい映画が出現した感じである。都会にある窮屈なIMAXデジタルシアターではなく、世界標準のIMAXデジタルシアターで是非この映画を観ていただきたい。

以下、twitterから。

成田HUMAX凄い事になっています。IMAX3Dも2Dも超満員。ロビーが凄い事に。グッズ売り場も長蛇の列です。満員電車か?

満員御礼の成田IMAXデジタルシアターで観るのは初めてかも。37年前の第1作は古い日劇に特設された70mmスクリーンで観ました。そんな年代の方々もチラホラ。若者が圧倒的に多い。首都圏の皆様、成田に来てください。本当のIMAXはこれ。

『スター・ウォーズ フォースの覚醒』終了。激コミ。開映前と終了時に拍手。そして少なくないコスプレという成田では珍しい光景。物語は父親への想いが交錯するというスターウォーズらしい展開で満足。この複雑な心理が描かれないと単なる冒険活劇になってしまうからね。成田で観るべき映画。集まれ。

第1作の主役たちが年老いた設定で登場。ルーク・スカイウォーカーらはほぼ同年代。懐かしいやらなにやら複雑な感情がわいてきて、しばし感慨にふける。

解説

2005年の「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」で新3部作が完結してから10年ぶりに製作・公開されるSF映画の金字塔「スター・ウォーズ」のシリーズ7作目。オリジナル3部作の最終章「ジェダイの帰還」から約30年後を舞台に描かれると言われる、新たな3部作の第1章。テレビシリーズ「LOST」や「スター・トレック」シリーズなどで知られるヒットメーカーのJ・J・エイブラムス監督がメガホンをとり、脚本にはオリジナル3部作の「ジェダイの帰還」「帝国の逆襲」も手がけたローレンス・カスダンも参加。音楽はおなじみのジョン・ウィリアムズ。無名から大抜てきされた新ヒロイン、レイ役のデイジー・リドリーのほか、ジョン・ボヤーガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザック、ドーナル・グリーソンといった新キャストに加え、マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーらオリジナル3部作のメインキャストも登場する。


スタッフ
監督J・J・エイブラムス
オリジナル原案ジョージ・ルーカス
脚本ローレンス・カスダン J・J・エイブラム スマイケル・アーント
撮影ダン・ミンデル
美術リック・カーター ダーレン・ギルフォード
衣装マイケル・カプラン
音楽ジョン・ウィリアムズ

キャスト
ハリソン・フォード ハン・ソロ
キャリー・フィッシャー レイア・オーガナ
アダム・ドライバー カイロ・レン
デイジー・リドリー レイ
ジョン・ボヤーガ フィン
オスカー・アイザック ポー・ダメロン
ルピタ・ニョンゴマズ・カナタ
アンディ・サーキス スノーク
ドーナル・グリーソン ハックス将軍
グウェンドリン・クリスティー キャプテン・ファズマ
アンソニー・ダニエルズ C-3PO
ケニー・ベイカー R2-D2
ピーター・メイヒュー チューバッカ
マーク・ハミル ルーク・スカイウォーカー
マックス・フォン・シドー
ワーウィック・デイビスウィケット


MX4D版 『ジュラシック・ワールド』を観る [映画]







日本最大級のスクリーンの地元のシネコンのIMAXデジタルシアターの3D、隣街のシネコンの4DX、幕張新都心のイオンシネマでイオン独自のシステム ULTIRA&D-BOXで『ジュラシック・ワールド』を観てきたわけだが、TOHOシネマズ六本木のMX4Dで4回目に挑戦。

まずはチケットの購入から。2日前の深夜0時からのWEB販売でほとんど売り切れるといういことだったのでPCの前で時間になるのを待つ。そして0時。思いのほかストレス無く購入できたものの、再度アクセスしてビックリ。開始5分で希望の回は売り切れていた。

結論から言うと 4DX、IMAX3D、ULTIRA&D-BOX、MX4Dという順番。D-BOXもMX4Dも同じように座席が動く演出が施されているのだが、どちらも中途半端。画面の大きさと音響ではIMAXが優位に思えた。MX4Dも動いたり、水や風を感じられるのは同じだが、「これでもか」という過剰な4DXに比べると、クレーム?や事故を恐れたのか万事に控え目で面白くない。

激しく動かない場面でも、細かな動きをする4DXに比べ、MX4Dは大雑把。アジアで生まれたシステムと西洋との違いだろうか。まあ、MX4Dだけしか観ていないのなら不満もないだろうが、4DXの空中を浮遊するような感覚をまったく味わえないMX4Dは楽しめなかった。水の出方も少なめで、4DXの盛大な放水を期待すると残念な思いをする。

IMAXデジタルシアターと4DXが車で15分以内の場所に住まいがある幸運を感謝したい。

テッド2 [映画]

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相変わらず下品を通り越して何でもありのトンデモ映画なのだけれど、音楽の使い方だけは良かったと思う。80年代の名作映画へのオマージュも洒落ていたし。特に『ジュラシック・パーク』が一番笑えたし、冒頭のウエディングケーキの上で燕尾服とトップハットの男性とイブニングの女性が踊りまくる場面は最高。
http://www.nytimes.com/video/movies/100000003762141/anatomy-of-a-scene-ted-2.html?action=click>ype=vhs&version=vhs-heading&module=vhs®ion=title-area&video-click-enabled-with-msg=false&t=0&cview=true

数々あるお下劣ネタの中では、熊同士のアニマルセックスの部分。食べていたポップコーンを吹き出して大笑い。エンドロールの最後にもネタが仕込んであって面白いといえば面白いのだけれど、元ネタを知らないと厳しかったのも事実で、なかなか笑いが弾んでいなかったように思う。

後半は『人権』をからめた物語の展開で、あれあれという感じ。でも映画館を一歩外に出ると全ての内容が消えてなくなってしまうほど、刹那的な場面の連続で、久々に時間を無駄にしたかも。たまったポイントで無料で観たので、よほど途中で帰ろうかと思ったくらい。


解説

冴えない中年男ジョンと下品で過激なテディベアのテッドのコンビが繰り広げる騒動を描き、全米はもとより日本でも興行収入42.3億円の大ヒットとなった「テッド」(2012)の続編。バイト先で知り合った彼女タミ・リンと結婚したテッドは、子どもが欲しいと思うようになるが、子作りのために自分が人間であるということを証明しなければならなくなる。困ったテッドは美人弁護士サマンサにを雇い、法廷に乗り込むのだが……。監督、脚本およびテッドの声を担当するのは、前作同様のセス・マクファーレン。ジョン役のマーク・ウォールバーグも続投し、サマンサ役でアマンダ・セイフライドが新たに出演。



スタッフ
監督セス・マクファーレン
脚本セス・マクファーレン アレック・サルキン ウェルズリー・ワイルド
撮影マイケル・バレット
美術スティーブン・J・ラインウィーバー
衣装シンディ・エバンズ
編集ジェフ・フリーマン
音楽ウォルター・マーフィ
ナレーション パトリック・スチュアート


キャスト
マーク・ウォールバーグ ジョン
セス・マクファーレン テッド(声)
アマンダ・セイフライド サマンサ
ジェシカ・バース タミ=リン
ジョバンニ・リビ シドニー
モーガン・フリーマン パトリック・ミーガン
ジョン・スラッテリー シェップ・ワイルド
サム・ジョーンズ
マイケル・ドーン
ビル・スミトロビッチ
ジョン・キャロル・リンチ
ロン・カナダ
デニス・ヘイスバート
トム・ブレイディ
ジェイ・レノ
ジミー・キンメル
ケイト・マッキノン


ジュラシック・ワールド  IMAX3D版、4DX3D版、ULTIRA&D-BOX3D版比較 [映画]



IMAX Intro


4DX[レジスタードトレードマーク] 機能紹介 [公式]




D-BOX体験動画


ULTIRAプロモーション動画


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大ヒットを記録している『ジュラシック・ワールド』。地元のシネコンのIMAXデジタルシアターでのIMAX3D版、お隣の街にあるシネコンの4DXで3D版。そして少し足をのばしてイオモール幕張新都心にあるイオンシネマで、イオンシネマ独自のラージスクリーンの規格であるULTIRAと最後列に8席だけ設置されたD-BOXの合わせ技による3D版を短い期間で体験してみた。

【日本最大級IMAXデシタルシアター】

何故に日本最大級のスクリーンサイズという表記なのかと思っていたが、2015年11月19日にオープンする「109シネマズ大阪エキスポシティ」にできる次世代「IMAX[レジスタードトレードマーク]」が文字通り日本一のスクリーンサイズだかららしい。映画館としては日本最大、ビル6 階建てに匹敵する高さ18メートル超、横幅26メートル超の誰もが圧倒される巨大スクリーンに、日本初の高解像度の4Kツインレーザープロジェクターで上映なのだとか。

それまでは、実質日本一は天使の住む街のIMAXデシタルシアターなのである。今回はビスタサイズ?をIMAX仕様にしているために下部が若干欠けるものの、ほぼフルサイズでのIMAX3D上映だったのは何より。クリアな映像と音響は申し分なく、映画の中に迷い込んだような感覚は確かにある。他の2方式のスクリーンとは比較にならないほどの巨大スクリーンなので、他の劇場のIMAXデシタルシアターで観るよりも数段上の映画体験ができるのは確かで、大いに満足した。戸田奈津子が翻訳する字幕での英語上映は仕方がないが、他の劇場の日本語吹き替え版の声優ではない役者やタレントの芝居の酷さに比べれば、ずっとマシだと思った。

【何故か満席売切 4DX3D版】

最新の超・体感!ライドシアター!!「4DX」とは、映画の臨場感を極限まで追及したライド型シアター「4DX」。シーンに合わせるように観客の五感を刺激する<雨><水><風><香><霧><泡><雷><雪><嵐>などのエフェクトと、客席が前後・左右・上下に<動く>など15 種類の特殊効果により、リアルな刺激が観客を直撃します。 座席に座って観るのではなく、テーマパークのアトラクションのように「ライドする(乗り込む)」シアター、それが「4DX」なんだとか。

<椅子>
(1)椅子が前後・左右・上下に動く(Pitch、Roll、Heave)
(2)前席から、顔の周辺に風が吹き付ける(Face Air)
(3)前席から、顔の周辺に水が吹き付ける(Face Water)
(4)前席から、香りが出る(Scents)
(5)顔周辺や首周辺に、空気が噴出する(Side Air shots)
(6)脚の周辺が動く(Leg Tickler)
(7)背面座席が動く(Back Tickler)
(8)背面座席が振動する(Vibration)
(9)座席背面から雨が降ってくる(Rain)

<シアター>
(10)劇場内から、水と風が一緒に出て嵐のイメージを起こす(Rainstorm)
(11)劇場内から、煙が出て霧のイメージを起こす(Fog)
(12)劇場内から、光が出て雷のイメージを起こす(Lightning)
(13)劇場内から、風が出る(Wind)
(14)劇場内から、泡が出る(Bubbles)
(15)劇場内から、雪のイメージのパウダーが出る(Snow)

所詮は子供だましの見世物的なテーマパークレベルまで映画を貶めるための大掛りな装置だと思っていたが、椅子が揺れるだけでなく、上記のような様々な演出が施されるので、スクリーンは小さくとも満足度は一番高かった。とにかく風や水による意表をつく演出が映画の可能性を押し広げてみせたところ観客に支持されて、お盆期間とはいえ連日の売り切れという事態である。

4人1組の椅子が前後左右に揺れ、マッサージチェアのような振動が効果的で、恐竜はもちろん、船の上やヘリコプターの飛行シーンなど、細かな指示によって映画との連動が滞りなく進んでいく。秀逸なのは風と水の演出で、鮮血が飛び散る場面で水が発射されるというのは悪趣味だが、とにかく4DXの魅力を味わうには打ってつけの映画だと思った。そのあおりを食って『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の4DXでの上映回数が減ってしまったようである。

上映前に『進撃の巨人』の予告編が上映されて、そこで初めて椅子が動き出すのだが、その効果に場内から驚きの声が上がって、しばらく静かにならないという珍現象も起きている。どの劇場もチケットの入手は困難で大争奪戦になっているようだが、無理をしてでもご覧になることを強くオススメしたい。

【ULTIRA&D-BOX3D版】

イオンシネマだけで独自に展開しているラージスクリーン規格であるULTIRA。確かに床から天井まで、左右の壁いっぱいまでのスクリーンなのだが、地元のIMAXデジタルシアターを見慣れた目からは、少しも大きさが感じられなかった。もっとも今回の映画では対応していなかったが、天井にもスピーカーのある次世代サラウンドフォーマット「Dolby Atmos」を装備しているだけあって、音響の再現性は芸が細かいというか、迫力で押すだけのシステムと違って繊細な音までも劇場に心地良く響かせる。また3Dも一番奥行を感じることのできる劇場だと思った。

最後列の真中ブロックの8席のみがD-BOXに対応。4DXと違って独立型なのと、前後左右に普通席もあるせいか動きは制限が加えれれているようであまり迫力は感じられなかった。つまりはスクリーンにしても椅子が動く4D仕様にしてもなんとも中途半端な設備である。IMAXや4DXが導入困難な地方劇場の対応策としては悪くないが、思い切って4DXの設備導入を考えた方がいいように思う。

後、国内に残っている4D仕様はMX4Dなのだが、人気があってチケット入手が非常に難しいようである。さらに立川に【極上爆音上映】という選択も残っている。時間があれば立川まで足を延ばすかもしれない。

さて、映画の出来としては、恐竜ではなく遺伝子組み換えの怪獣?の暴走ということで評判は大絶賛ばかりではないようだが、こと4DX3D版に関しては4D効果最優先?の演出だったかと思われるくらい満足度は高い。この映画は4DXを観ずして語るべき映画ではない。IMAX3D版、4DX3D版、MX4D、ULTIRA&D-BOX3D版と様々なフォーマットが並んだという点で注目されて良い映画である。

解説

スティーブン・スピルバーグ監督によるメガヒット作「ジュラシック・パーク」のシリーズ4作目。前作「ジュラシック・パークIII」以来14年ぶりの新作で、スピルバーグは製作総指揮を担当。新鋭コリン・トレボロウ監督がメガホンをとった。事故の起こった「ジュラシック・パーク」にかわり、新たにオープンした「ジュラシック・ワールド」では、ジャイロスフィアという球体の乗り物でめぐる恐竜見学や、モササウルスの水中ショーなどで人気を博していた。さらなる人気を獲得したい責任者のクレアは、飼育係オーウェンの警告も聞かず、遺伝子操作により、凶暴で高い知性をもった新種の恐竜インドミナス・レックスを作り出すが……。オーウェン役に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリス・プラット、クレア役に「ターミネーター4」「スパイダーマン3」のブライス・ダラス・ハワード。

スタッフ
監督コリン・トレボロウ
キャラクター創造マイケル・クライトン
原案リック・ジャッファ アマンダ・シルバー
脚本リック・ジャッファ アマンダ・シルバー デレク・コノリー コリン・トレボロウ
撮影ジョン・シュワルツマン
美術エドワード・バリュー
衣装ダニエル・オーランディ
編集ケビン・スティット
音楽マイケル・ジアッキノ
テーマ曲ジョン・ウィリアムズ

キャスト
クリス・プラット オーウェン
ブライス・ダラス・ハワード クレア
ビンセント・ドノフリオ ホスキンス
タイ・シンプキンス グレイ
ニック・ロビンソン ザック
ジェイク・ジョンソン ロウリー
オマール・シー バリー
B・D・ウォン ドクター・ヘンリー・ウー
ジュディ・グリア カレン
イルファン・カーン マスラニ
ローレン・ラプカス ビビアン
ブライアン・ティー ハマダ
ケイティ・マクグラス ザラ
アンディ・バックリー スコット
ジミー・ファロン ジミー・ファロン


映画『悪党に粛清を』 [映画]



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木曜日はノー残業デーと決めていて映画を観に行く日である。地元のシネコンでは、テレビ局が制作したお手軽な?映画が大ヒットしているらしいが、さすがに観る気がしなくて隣町のシネコンまで足を伸ばした。東京都内でも上映している劇場は少ないのに、何故ここで?という疑問はあったがデンマーク製の西部劇で南アフリカで撮影されたというのを聞いたので出かけるきになったのである。

デンマークから移民としてアメリカに渡った主人公。妻と子を呼び寄せて7年ぶりに再会したのもつかの間、出所したばかりの無法者と一緒に駅馬車に乗り合わせたばっかりに、子供を殺され、妻は強姦された上に殺されるという悲劇。復讐はとげたものの、町長も保安官も頭が上がらない無法者の兄に殺されそうになって復讐戦を独りで挑むという物語。

デンマーク産とはいいながら、音楽も昔懐かしいマカロニ・ウエスタン調で、西部劇の王道を行くような展開で大いに楽しめた。ラストシーンも強烈で、21世紀の富と権力の象徴である石油の採油現場に背を向けて歩き出す主人公達の姿が感動を深いものとした。


解説

デンマークを代表する国際的俳優マッツ・ミケルセンの主演で、妻子を殺された男の復讐劇を描いたウエスタン。1870年代、敗戦で荒れたデンマークから新天地アメリカへと旅立った元兵士のジョンは、7年後、事業も軌道に乗ったことから妻子を呼び寄せ再会を喜ぶ。しかし、喜びもつかの間、目の前で妻子を殺されてしまい、ジョンは怒りのあまり犯人を撃ち殺す。殺した相手が一帯を仕切る悪名高いデラルー大佐の弟だったことから、デラルーの怒りを買ったジョンは、否応なしに戦いに巻き込まれていく。出演は「007 カジノ・ロワイヤル」でもミケルセンと共演したエバ・グリーンほか。監督は「キング・イズ・アライヴ」のクリスチャン・レブリング、脚本に「ある愛の風景」「未来を生きる君たちへ」のアナス・トーマス・イェンセン。

スタッフ
監督クリスチャン・レブリング
脚本アナス・トーマス・イェンセン 
クリスチャン・レブリング
撮影ジャン・スクロッサー
編集ペニッル・ベック・クリステンセン
音楽カスパー・ワインディング

キャスト
マッツ・ミケルセン ジョン
エバ・グリーン マデリン
エリック・カントナ コルシカ人
ミカエル・パーシュブラント ピーター
マイケル・レイモンド=ジェームズ ポール
ジェフリー・ディーン・モーガン デラルー大佐
ジョナサン・プライスキーン




映画『レフト・ビハインド』 [映画]






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天使は聖書を読まない日はない。洗礼を受ける前から通読に挑戦していて、1年かけてようやく「ヨハネの黙示録」までたどりついた。さすがに天使の通っている教会では黙示録が取り上げられることがない。だからキリストの再臨も、携挙も知識とは知っていても実際に考えてみることはなかった。

それが教団で出している雑誌にこの映画の1ページの広告が出ていたので興味を持った。「携挙」という言葉も始めて耳にしたように思う。本気で第三神殿を建設しようとしている人々もいるようなので、反キリストが訓利する艱難時代も遠いことではないのかもしれない。



大多数の日本人には何ソレ?のお話なのだろうが、聖書の預言はことごとく達成されているので絵空事ではないのだが…。

この映画は、米国で大ベストセラーとなった『レフト・ビハインド』の映画化。もっとも長編小説の最初の部分のみで、子供と熱心なクリスチャンが姿を消してしまったところで終わり。反キリストの出現の部分はない。後の物語の展開で重要な役割を担うニコラス・ケイジ扮するパイロットと彼が操縦する飛行機に乗り合わせた世界的なジャーナリストの青年、その青年と恋に落ちるパイロットの娘を軸に物語は展開する。

着陸不能に陥った旅客機のパニック、子供とクリスチャンが消えたことで巻き起こる地上の騒動と、今この瞬間に起っても不思議でない携挙が起ったらどうなるのかと非常に興味深く観た。飛行機の主にビジネスクラスと地上に取り残されたパイロットの娘を交互に描いていく手法で、二つの物語を上手く繋いでいったと思う半面、原作より航空機パニックの側面で観客の興味を繋ぎとめようとしたのは少々安っぽい展開だと思った。

さすがにこの手の映画はヒットしなかったらしく、千葉県内でも唯一上映しているシネコンまで高速を使って観に行った。それだけの甲斐はあったように思うが、クリスチャンでない観客には辛い時間となったことだろう。それにしても牧師なのに、地上に取り残されてしまう牧師って…。結婚式場にいる外人牧師みたいなものだろうか。結婚式は執り行っても、実は全く神様を信じていない英会話教室の教師だったりして。

解説

ニコラス・ケイジ主演で、突如として人類が消失する危機に見舞われた世界を描くパニックアクション。ある日突然、数百万を超す人間の姿が消えてしまうという事態が発生し、世界は混乱に陥る。ジャンボジェットの機長としてフライトの最中だったレイも、高度3000フィートの上空で突如として乗客の一部が消え、機内に起こったパニックに対応していた。やがて管制塔との連絡も途絶えてしまい、レイは地上で危機的状況に陥っている娘の身を案じつつも、乗客の命を守るため決断を迫られる。原作はティム・ラヘイ&ジェリー・ジェンキンズによるアメリカのベストセラー小説「レフトビハインド」。

スタッフ
監督ビク・アームストロング
原案ティム・ラヘイ
ジェリー・B・ジェンキンス
脚本ポール・ラロンドジョン・ペイタス
撮影ジャック・N・グリーン
美術スティーブン・アルトマン
編集マイケル・J・ドゥーシー
音楽ジャック・レンツ

キャスト
ニコラス・ケイジ レイ・スティール
チャド・マイケル・マーレイキャメロン ・“バック”・ウィリアムズ
キャシー・トムソン クローイ・スティール
ニッキー・ウィーラン ハティー・ダーハム
リー・トンプソン アイリーン・スティール
ジョーダン・スパークス


IMAX3D版 マッドマックス 怒りのデス・ロード [映画]

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通勤ルートにある日本最大級のIMAXデジタルシアター。「マッドマックス」シリーズは全く見たことが無く、どちらかというと苦手なジャンルなのだが、立川では『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の極上爆音上映のクオリティを増すために導入しましたとか。巨大スクリーン&音響好きとしては見逃せないのかもと急に思い立って平日の夜、レイトショーに出かけてみた。なにしろ7月3日からは『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』に劇場を明け渡さなければならないからだ。今しかないのである。

例によって7コースの25メートルのプールに匹敵するという巨大スクリーンには上下の切れるワイドスクリーンサイズでの上映だが迫力は満点。身体を揺さぶる重低音が鳴り響いた。もっとも映画に集中していたせいか、音響がどうだったかは記憶にないのだが。

冒頭の双頭のトカゲを主人公が食べてしまうシーンからスクリーンに釘付け。一瞬たりとも気が抜けないオドロオドロしい世界が展開。あまりに強烈な世界観に絶句。意外にも物語の深さにも心動かされた。そして何度も椅子から転げ落ちそうになる場面に興奮し、声を上げてしまう。とにかく驚いた。世の中にこんな映画があったとは。それを日本でも有数の環境で仕事帰りに観られるとは。なんという幸福。

とにかく体感するしかない映画で、もう一度最前列で観るかも。

解説

荒廃した近未来を舞台に妻子を殺された男マックスの復讐劇を描いた「マッドマックス」(1979)のシリーズ第4作。85年の「マッドマックス サンダードーム」以来30年ぶりの新作となり、過去3作でメル・ギブソンが扮した主人公マックスを、新たに「ダークナイト ライジング」「インセプション」のトム・ハーディが演じた。資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界。愛する者を奪われ、荒野をさまようマックスは、砂漠を支配する凶悪なイモータン・ジョーの軍団に捕らえられる。そこへジョー配下の女戦士フュリオサらが現れ、マックスはジョーへの反乱を計画する彼らと力をあわせ、自由への逃走を開始する。フュリオサ役でシャーリーズ・セロンが共演し、監督・脚本は過去3作同様にジョージ・ミラーが担当。

スタッフ
監督ジョージ・ミラー
脚本ジョージ・ミラー
ブレンダン・マッカーシー
ニコ・ラザウリス
撮影ジョン・シール
美術コリン・ギブソン
衣装ジェニー・ビーバン
編集マーガレット・シクセル
音楽ジャンキー・XL
視覚効果監修アンドリュー・ジャクソン

キャスト
トム・ハーディ  マックス
シャーリーズ・セロン  フュリオサ大隊長
ニコラス・ホルト  ニュークス
ヒュー・キース=バーン  イモータン・ジョー
ゾーイ・クラビッツ  トースト
ロージー・ハンティントン=ホワイト レイスプレンディド
ライリー・キーオケイ  パブル
アビー・リー  ザ・ダグ
コートニー・イートン  フラジール
ジョシュ・ヘルマン  スリット
ネイサン・ジョーンズ  エレクタス
ジョン・ハワード
リチャード・カーター
アンガス・サンプソン
メリッサ・ジャファー
ジェニファー・ヘイガン

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