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ジュラシック・ワールド  IMAX3D版、4DX3D版、ULTIRA&D-BOX3D版比較 [映画]



IMAX Intro


4DX[レジスタードトレードマーク] 機能紹介 [公式]




D-BOX体験動画


ULTIRAプロモーション動画


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大ヒットを記録している『ジュラシック・ワールド』。地元のシネコンのIMAXデジタルシアターでのIMAX3D版、お隣の街にあるシネコンの4DXで3D版。そして少し足をのばしてイオモール幕張新都心にあるイオンシネマで、イオンシネマ独自のラージスクリーンの規格であるULTIRAと最後列に8席だけ設置されたD-BOXの合わせ技による3D版を短い期間で体験してみた。

【日本最大級IMAXデシタルシアター】

何故に日本最大級のスクリーンサイズという表記なのかと思っていたが、2015年11月19日にオープンする「109シネマズ大阪エキスポシティ」にできる次世代「IMAX[レジスタードトレードマーク]」が文字通り日本一のスクリーンサイズだかららしい。映画館としては日本最大、ビル6 階建てに匹敵する高さ18メートル超、横幅26メートル超の誰もが圧倒される巨大スクリーンに、日本初の高解像度の4Kツインレーザープロジェクターで上映なのだとか。

それまでは、実質日本一は天使の住む街のIMAXデシタルシアターなのである。今回はビスタサイズ?をIMAX仕様にしているために下部が若干欠けるものの、ほぼフルサイズでのIMAX3D上映だったのは何より。クリアな映像と音響は申し分なく、映画の中に迷い込んだような感覚は確かにある。他の2方式のスクリーンとは比較にならないほどの巨大スクリーンなので、他の劇場のIMAXデシタルシアターで観るよりも数段上の映画体験ができるのは確かで、大いに満足した。戸田奈津子が翻訳する字幕での英語上映は仕方がないが、他の劇場の日本語吹き替え版の声優ではない役者やタレントの芝居の酷さに比べれば、ずっとマシだと思った。

【何故か満席売切 4DX3D版】

最新の超・体感!ライドシアター!!「4DX」とは、映画の臨場感を極限まで追及したライド型シアター「4DX」。シーンに合わせるように観客の五感を刺激する<雨><水><風><香><霧><泡><雷><雪><嵐>などのエフェクトと、客席が前後・左右・上下に<動く>など15 種類の特殊効果により、リアルな刺激が観客を直撃します。 座席に座って観るのではなく、テーマパークのアトラクションのように「ライドする(乗り込む)」シアター、それが「4DX」なんだとか。

<椅子>
(1)椅子が前後・左右・上下に動く(Pitch、Roll、Heave)
(2)前席から、顔の周辺に風が吹き付ける(Face Air)
(3)前席から、顔の周辺に水が吹き付ける(Face Water)
(4)前席から、香りが出る(Scents)
(5)顔周辺や首周辺に、空気が噴出する(Side Air shots)
(6)脚の周辺が動く(Leg Tickler)
(7)背面座席が動く(Back Tickler)
(8)背面座席が振動する(Vibration)
(9)座席背面から雨が降ってくる(Rain)

<シアター>
(10)劇場内から、水と風が一緒に出て嵐のイメージを起こす(Rainstorm)
(11)劇場内から、煙が出て霧のイメージを起こす(Fog)
(12)劇場内から、光が出て雷のイメージを起こす(Lightning)
(13)劇場内から、風が出る(Wind)
(14)劇場内から、泡が出る(Bubbles)
(15)劇場内から、雪のイメージのパウダーが出る(Snow)

所詮は子供だましの見世物的なテーマパークレベルまで映画を貶めるための大掛りな装置だと思っていたが、椅子が揺れるだけでなく、上記のような様々な演出が施されるので、スクリーンは小さくとも満足度は一番高かった。とにかく風や水による意表をつく演出が映画の可能性を押し広げてみせたところ観客に支持されて、お盆期間とはいえ連日の売り切れという事態である。

4人1組の椅子が前後左右に揺れ、マッサージチェアのような振動が効果的で、恐竜はもちろん、船の上やヘリコプターの飛行シーンなど、細かな指示によって映画との連動が滞りなく進んでいく。秀逸なのは風と水の演出で、鮮血が飛び散る場面で水が発射されるというのは悪趣味だが、とにかく4DXの魅力を味わうには打ってつけの映画だと思った。そのあおりを食って『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の4DXでの上映回数が減ってしまったようである。

上映前に『進撃の巨人』の予告編が上映されて、そこで初めて椅子が動き出すのだが、その効果に場内から驚きの声が上がって、しばらく静かにならないという珍現象も起きている。どの劇場もチケットの入手は困難で大争奪戦になっているようだが、無理をしてでもご覧になることを強くオススメしたい。

【ULTIRA&D-BOX3D版】

イオンシネマだけで独自に展開しているラージスクリーン規格であるULTIRA。確かに床から天井まで、左右の壁いっぱいまでのスクリーンなのだが、地元のIMAXデジタルシアターを見慣れた目からは、少しも大きさが感じられなかった。もっとも今回の映画では対応していなかったが、天井にもスピーカーのある次世代サラウンドフォーマット「Dolby Atmos」を装備しているだけあって、音響の再現性は芸が細かいというか、迫力で押すだけのシステムと違って繊細な音までも劇場に心地良く響かせる。また3Dも一番奥行を感じることのできる劇場だと思った。

最後列の真中ブロックの8席のみがD-BOXに対応。4DXと違って独立型なのと、前後左右に普通席もあるせいか動きは制限が加えれれているようであまり迫力は感じられなかった。つまりはスクリーンにしても椅子が動く4D仕様にしてもなんとも中途半端な設備である。IMAXや4DXが導入困難な地方劇場の対応策としては悪くないが、思い切って4DXの設備導入を考えた方がいいように思う。

後、国内に残っている4D仕様はMX4Dなのだが、人気があってチケット入手が非常に難しいようである。さらに立川に【極上爆音上映】という選択も残っている。時間があれば立川まで足を延ばすかもしれない。

さて、映画の出来としては、恐竜ではなく遺伝子組み換えの怪獣?の暴走ということで評判は大絶賛ばかりではないようだが、こと4DX3D版に関しては4D効果最優先?の演出だったかと思われるくらい満足度は高い。この映画は4DXを観ずして語るべき映画ではない。IMAX3D版、4DX3D版、MX4D、ULTIRA&D-BOX3D版と様々なフォーマットが並んだという点で注目されて良い映画である。

解説

スティーブン・スピルバーグ監督によるメガヒット作「ジュラシック・パーク」のシリーズ4作目。前作「ジュラシック・パークIII」以来14年ぶりの新作で、スピルバーグは製作総指揮を担当。新鋭コリン・トレボロウ監督がメガホンをとった。事故の起こった「ジュラシック・パーク」にかわり、新たにオープンした「ジュラシック・ワールド」では、ジャイロスフィアという球体の乗り物でめぐる恐竜見学や、モササウルスの水中ショーなどで人気を博していた。さらなる人気を獲得したい責任者のクレアは、飼育係オーウェンの警告も聞かず、遺伝子操作により、凶暴で高い知性をもった新種の恐竜インドミナス・レックスを作り出すが……。オーウェン役に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリス・プラット、クレア役に「ターミネーター4」「スパイダーマン3」のブライス・ダラス・ハワード。

スタッフ
監督コリン・トレボロウ
キャラクター創造マイケル・クライトン
原案リック・ジャッファ アマンダ・シルバー
脚本リック・ジャッファ アマンダ・シルバー デレク・コノリー コリン・トレボロウ
撮影ジョン・シュワルツマン
美術エドワード・バリュー
衣装ダニエル・オーランディ
編集ケビン・スティット
音楽マイケル・ジアッキノ
テーマ曲ジョン・ウィリアムズ

キャスト
クリス・プラット オーウェン
ブライス・ダラス・ハワード クレア
ビンセント・ドノフリオ ホスキンス
タイ・シンプキンス グレイ
ニック・ロビンソン ザック
ジェイク・ジョンソン ロウリー
オマール・シー バリー
B・D・ウォン ドクター・ヘンリー・ウー
ジュディ・グリア カレン
イルファン・カーン マスラニ
ローレン・ラプカス ビビアン
ブライアン・ティー ハマダ
ケイティ・マクグラス ザラ
アンディ・バックリー スコット
ジミー・ファロン ジミー・ファロン


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