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映画『レフト・ビハインド』 [映画]






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天使は聖書を読まない日はない。洗礼を受ける前から通読に挑戦していて、1年かけてようやく「ヨハネの黙示録」までたどりついた。さすがに天使の通っている教会では黙示録が取り上げられることがない。だからキリストの再臨も、携挙も知識とは知っていても実際に考えてみることはなかった。

それが教団で出している雑誌にこの映画の1ページの広告が出ていたので興味を持った。「携挙」という言葉も始めて耳にしたように思う。本気で第三神殿を建設しようとしている人々もいるようなので、反キリストが訓利する艱難時代も遠いことではないのかもしれない。



大多数の日本人には何ソレ?のお話なのだろうが、聖書の預言はことごとく達成されているので絵空事ではないのだが…。

この映画は、米国で大ベストセラーとなった『レフト・ビハインド』の映画化。もっとも長編小説の最初の部分のみで、子供と熱心なクリスチャンが姿を消してしまったところで終わり。反キリストの出現の部分はない。後の物語の展開で重要な役割を担うニコラス・ケイジ扮するパイロットと彼が操縦する飛行機に乗り合わせた世界的なジャーナリストの青年、その青年と恋に落ちるパイロットの娘を軸に物語は展開する。

着陸不能に陥った旅客機のパニック、子供とクリスチャンが消えたことで巻き起こる地上の騒動と、今この瞬間に起っても不思議でない携挙が起ったらどうなるのかと非常に興味深く観た。飛行機の主にビジネスクラスと地上に取り残されたパイロットの娘を交互に描いていく手法で、二つの物語を上手く繋いでいったと思う半面、原作より航空機パニックの側面で観客の興味を繋ぎとめようとしたのは少々安っぽい展開だと思った。

さすがにこの手の映画はヒットしなかったらしく、千葉県内でも唯一上映しているシネコンまで高速を使って観に行った。それだけの甲斐はあったように思うが、クリスチャンでない観客には辛い時間となったことだろう。それにしても牧師なのに、地上に取り残されてしまう牧師って…。結婚式場にいる外人牧師みたいなものだろうか。結婚式は執り行っても、実は全く神様を信じていない英会話教室の教師だったりして。

解説

ニコラス・ケイジ主演で、突如として人類が消失する危機に見舞われた世界を描くパニックアクション。ある日突然、数百万を超す人間の姿が消えてしまうという事態が発生し、世界は混乱に陥る。ジャンボジェットの機長としてフライトの最中だったレイも、高度3000フィートの上空で突如として乗客の一部が消え、機内に起こったパニックに対応していた。やがて管制塔との連絡も途絶えてしまい、レイは地上で危機的状況に陥っている娘の身を案じつつも、乗客の命を守るため決断を迫られる。原作はティム・ラヘイ&ジェリー・ジェンキンズによるアメリカのベストセラー小説「レフトビハインド」。

スタッフ
監督ビク・アームストロング
原案ティム・ラヘイ
ジェリー・B・ジェンキンス
脚本ポール・ラロンドジョン・ペイタス
撮影ジャック・N・グリーン
美術スティーブン・アルトマン
編集マイケル・J・ドゥーシー
音楽ジャック・レンツ

キャスト
ニコラス・ケイジ レイ・スティール
チャド・マイケル・マーレイキャメロン ・“バック”・ウィリアムズ
キャシー・トムソン クローイ・スティール
ニッキー・ウィーラン ハティー・ダーハム
リー・トンプソン アイリーン・スティール
ジョーダン・スパークス


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