Twitterまとめ投稿 2019/11/08 [歌舞伎]
theaterangel2国立劇場『孤高勇士嬢景清』2回目。四幕目「日向嶋浜辺」「日向灘海上」。吉右衛門の景清の哀れさが深まって糸滝との再会に感動があった。ただ複雑な心の動きは曖昧だったかもしれない。景清の祈りと吉右衛門自身の歌舞伎への想いが重なったようにも思えた。多くの空席をどう見たのだろう。思い巡らす11/08 18:31 theaterangel2国立劇場『孤高勇士嬢景清』2回目。三幕目「手越宿花菱屋」人々の善意によって日向嶋へ旅立つ雀右衛門の糸滝。可憐で健気で上々。対するおくまの東蔵はもっと意地悪な方が芝居としては盛り上がるとは思う。前回よりも突っ込んでいるものの物足りなさが残った。又五郎の肝煎左治太夫の人の良さが際立つ11/08 18:18 theaterangel2国立劇場『孤高勇士嬢景清』2回目。二幕目「南都東大寺大仏供養」景清が興福寺の僧として頼朝に近づくも両眼を突いて盲目となるまでを描いている。大仏開眼供養で自ら目を失うという皮肉。理屈を超えて平家の英雄の大きさを吉右衛門は演じてみせて納得。荒事風の演出ながら力感は十分ではなかった。11/08 13:29 theaterangel2国立劇場『孤高勇士嬢景清』2回目。序幕「鎌倉大倉御所」歌昇、米吉など若手に活躍の場は与えられているものの異様なまでの空席の多さが気の毒になる。3分の1も入っていないのではないか。花道の出や引っ込みで空席を背景にして観るのが辛い。芝… https://t.co/JabROdhGs111/08 12:40
Twitterまとめ投稿 2019/11/07 [歌舞伎]
theaterangel2アンドラーシュ・シフ『ベートーヴェンピアノ協奏曲全曲演奏会』初日後半。第4番の後に、まさかの第5番2楽章・3楽章。さらにソナタ第12番3楽章・4楽章をアンコール。明日も来年3月のリサイタルも行くしかないじゃないか。美しく深く繊細さ… https://t.co/x0a9oedS4o11/07 22:10 theaterangel2アンドラーシュ・シフ『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲演奏会』初日前半。2番と3番。自ら結成した室内オケ、カペラ・アンドレア・バルカとともに驚異的な演奏を披露。弾き振りとはいいながら大半はピアノに向かっているが音楽の方向性はブレな… https://t.co/iusrATIB1R11/07 20:34 theaterangel2明治座『ふるあめりかに袖はぬらさじ』第2幕。上演史上最も美しいお園は大地真央。新劇の大女優杉村春子が新派の様式を使って成功したように宝塚のテクニックとコメディエンヌぶりを遺憾なく発揮して大成功の舞台。原作の余情を残しつつもフィナーレで明るく幕を閉じた手法は見事。商業演劇の金字塔。11/07 15:33 theaterangel2明治座『ふるあめりかに袖はぬらさじ』第1幕。有吉佐和子の原作を生かしながら歌や踊りでショーアップ。大地真央の明るい芸風ともマッチしてエンターテイメントとして一級品。この方法なら、あらゆる名作が音楽劇として上演できそう。大地の歌唱力と芝居の上手は抜群。藤吉役の矢崎広の歌唱力が光った11/07 13:30
Twitterまとめ投稿 2019/11/06 [歌舞伎]
theaterangel2国立能楽堂定例公演『野宮』約2時間の演目。香川靖嗣による六条御息所のシテ、殿田謙吉による旅の僧のワキ、三宅右近による里人のアイ。大鼓、小鼓、笛。最小限の人数で最大限の効果。深まる秋にふさわしい名曲。恋愛とその苦悩を描いていて、しばし『源氏物語』の世界へ連れ去られたような夢の時間。11/06 18:02 theaterangel2国立能楽堂定例公演『磁石』すっぱが男を騙して人買いに売ろうと企んだら逆に男が金を持ち逃げ。太刀で斬られそうになると自分は磁石の精と言い張って危機を脱する男。なんとも不思議な展開。馬鹿馬鹿しいのに大真面目なのが面白い。くすりとも笑わない見所の反応のなさも誰も気にしてないのがいいなあ11/06 13:39
Twitterまとめ投稿 2019/11/05 [歌舞伎]
theaterangel2ウィーンフィル初日後半。シュトラウス一家のワルツ、ポルカ、オペレッタから6曲。自家薬籠中の曲ばかりなので肩の力が抜けた軽快な演奏。指揮者も遊び放題。アンコールはポルカ1曲で終わって粋な演出。ニューイヤーコンサートを期待した聴衆はお… https://t.co/GOM7nu4zMT11/05 21:02 theaterangel2ウィーンフィル初日前半。モーツァルト「フィガロの結婚」序曲はともかくシュトラウスの「ばらの騎士組曲」からはウィーンの香気が立ち上り艶やかな響きに酔った。三重唱の部分では溢れる涙を抑えきれなかった。素晴らしい指揮者、演奏、聴衆、ホール。もうこれだけで十分だと言えるくらい。幸福だった11/05 19:46 theaterangel2国立劇場『孤高勇士嬢景清』四幕目「日向嶋浜辺」「日向灘海上」吉右衛門の景清は万全。その大きな芸を受け留められない自分を歯がゆく思う。42年間何を観てきたのだろう。幕切れで祈る左の掌の美しさ、そこに秘められた想いの深さを感じることは… https://t.co/eEnM1iFQcg11/05 16:52 theaterangel2国立劇場『孤高勇士嬢景清』三幕目「手越宿花菱屋」時代物から世話場へ。雀右衛門の糸滝、又五郎の佐治太夫、歌六の亭主、東蔵の女房と役者が揃って短いながらも心温まる場面になった。雀右衛門の自らを犠牲にして父親を助けようとする女方がこれほど似合う人を他に思いつかない。花道の姿が愛おしい。11/05 16:03 theaterangel2国立劇場『孤高勇士嬢景清』二幕目「南都東大寺大仏供養」吉右衛門の景清を観ることのできる幸福を噛みしめた。歌昇の三保谷との力比べ。ラグビーのスクラム?も登場した僧兵との立ち回り。そして両眼を突く武士としての潔さ。何もかもが力強く大きくて深い。後半に向けて期待が高まるばかりである。11/05 13:35 theaterangel2国立劇場『孤高勇士嬢景清』序幕「鎌倉大倉御所」歌六の頼朝、錦之助の重忠、米吉の玉衣姫らが登場。中でも歌昇の三保谷が台詞、動きともに充実していて目を見張らせた。もちろん吉右衛門らの指導があっての事だろうが播磨屋一門の若手が鍛えられていく様子が想像できて頼もしい。まずは修業が大事だ。11/05 12:40
Twitterまとめ投稿 2019/11/04 [歌舞伎]
theaterangel2顔見世大歌舞伎『市松小僧の女』42年前に池波正太郎が梅幸と又五郎に当てて書いた芝居。今回は時蔵と鴈治郎。男勝りの時蔵と前髪のスリの鴈治郎が不思議な縁で結ばれて一波乱。初演時の松緑の役を芝翫が気持ち良さげに多賀之丞の役を秀太郎が存在… https://t.co/7a3nxQfHKL11/04 20:56 theaterangel2顔見世大歌舞伎『連獅子』幸四郎と染五郎親子に続いて正月には猿之助と團子組の競演となった演目。宗論の亀鶴の足袋の紐解けたり牡丹の華を後見が受けそこなったり色々あったが最後は超高速の毛ぶりに観客が湧いた。昭和60年の高麗屋親子の同演目… https://t.co/w942hkQWQM11/04 19:19 theaterangel2顔見世大歌舞伎『菊畑』梅丸改め莟玉が虎蔵で襲名披露。梅玉の智恵内、魁春の皆鶴姫、芝翫の鬼一と一家一門で門出を祝う温かさ。同世代の役者は多いが余人を持っては代えがたい梅玉同様にいくつになっても前髪の似合う気品のある芸風を受け継いでいって欲しい。劇中に口上がありすっと芝居に戻る不思議11/04 17:55 theaterangel2顔見世大歌舞伎『髪結新三』菊五郎と左團次の芝居を観ていて懐かしさを感じた。安心して余裕ある芸を楽しめる心地よさ。多少台詞が心許なくても存在感だけで納得してしまう。かつての名優達も同じだった。肩に力が入っていないが要所要所は締める。芝居が弾みに弾んで大いに楽しませてもらった。感謝。11/04 16:24 theaterangel2顔見世大歌舞伎『関三奴』大曲でない舞踊が歌舞伎座で上演されるのは短い時間で別世界に連れていってくれるので好ましい。芝翫は大まかで鷹揚。松緑は正確に生真面目に踊る印象。同じ振付のように見えて全く違うように見せるのが面白い。これでもかと見せつけるのではなく、それとなく感じさせ奥床しい11/04 13:24 theaterangel2顔見世大歌舞伎『研辰の打たれ』幸四郎の辰次が想像の斜め上を行く大活躍で観客を喜ばせる。それが少しも下品な笑いにならないのが救い。畚渡し、天水桶、客席へ逃走など短いけれど珍しい場面が続いて面白い。彦三郎、亀蔵兄弟も適役で敵討ちに疑問を持ちながらも本懐を遂げる姿に複雑な想いが交錯した11/04 12:46