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アベニューQ 千秋楽 東京国際フォーラム [ミュージカル]

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オフ・ブロードウエイ発のミュージカル作品だけあって、出演者もバンドも何もかも、小ぶりな省エネ型なのに、なかなかパンチの効いた作品で「ウィキッド」と争った末にトニー賞の受賞も納得の出来。

内容は大学を卒業したばかりの主人公が、本当の人生の意味?を見つけるまでを、セサミストリートよろしく、教育しましょうという趣向。いかにもセサミストリートのような舞台装置、上半身しかない人形を操る一人二役を演じる俳優と人形を操らない俳優が絡んで、物語が展開し上手と下手のスピーカータワーの上部に取り付けられたモニターには、セサミストリート同様にアニメで綴りのお勉強?ができてしまうという仕掛け?となかなか上手く考えられている。

世間知らずのお坊ちゃん?の成長を促すのが目的だけに、教育内容はいささか過激な内容で、人種差別、インターネット、恋愛、SEX,仕事への不満、異性愛と同性愛、失業、などなど現代人が抱える問題を重くならずに軽いタッチで笑いのなかに描いていく。

二組の恋愛がベースで、結局は収まるべきところに収まるのだが、観客が普段から漠然と抱いている不安を提示しながらも、終わってみればなんとなく希望を抱かせる?ような気にさせるミュージカルではあった。もっとも、現実はミュージカルのように単純ではないのは、若い世代ならともかく、大人の観客にとっては周知のこと。そうは言ってもなあというのが素直な感想。

さて、舞台はニューヨークのストリートならぬアベニューQという裏路地というか裏長屋というか、2階建てで地下室もあるという感じの舞台装置で、ごみや洗濯物など生活感が漂う。人形を操る俳優と生身の俳優が絡むという文楽でもありえないような展開なのだが、不思議に違和感はない。場面は建物の一部を反転させて転換していくのでスピーディーで飽きさせない。

音楽も軽快で親しみやすいメロディでミュージカルの王道?をいく楽しさ。途中で観客席に降りて寄付を募ったり、台詞に「海老蔵」がでてきたりと工夫がこらされていた。日本語字幕でそれなり?にストーリーは追えるし、歳の瀬にはふさわしい楽しめるミュージカルだった。

あえて不満をあげるなら、第一幕の幕切れ近くのテンポが停滞気味で、観客をハラハラドキドキといった感じに盛り上げられていなかったことと、日本人役の着物風の衣裳が左前だったことくらいか。

そして好ましかったのは、小規模公演とはいえ、来日公演でS席でも1万円を切る良心的な価格設定と、どこかの大手ミュージカル劇団のようにカラオケではなかったこと。さらに、カーテンコールも演出の一部と何度も何度も繰り返し、芝居の感動だがカーテンコールの感動だかわからなくするような田舎臭い手法をとらず、千秋楽にもかかわらずアッサリと終わったこと。

近頃の観客は、何かというと立ちたがりスタンディングオベーションの安売り大会なのだが、そうした観客に全く迎合していない姿勢がよかった。もちろん、今日もほぼ全員が立ち上がっていたが、客電がパッとついて終わったのは、とっても粋で大人。日本の観客、特に劇団四季の観客は、カラオケのミュージカルに拍手喝采を送って、最後は決まってスタンディングオベーションは、とっても恥かしいことなのだと自覚したほうがよい。劇団もそれを売り物にして、クリスマス特別カーテンコールを実施して観客動員をはかろうという営業戦略がせこい。作品自体で勝負しなけれなならないと思うのだが、森繁久弥の「屋根の上のバイオリン弾き」や幸四郎の「ラ・マンチャの男」あたりから、カーテンコールが売り物になってきたのは嘆かわしい現象である。

以下は公式ホームページより転載


時代:現在
舞台:ニューヨーク郊外の自治体

アベニューQ は多くのエピソードから成り立っています。それは物語をシンプルにし、新鮮な驚きを生み出します。以下はアベニューQ で歌われるミュージカルナンバーに添ったおおまかなストーリーの説明です。俗に言う「ネタバレ」になりますので、ストーリーの全貌を知りたくない方は読まないようにして下さい。

第1幕

「アベニューQ のテーマ(THE AVENUE Q THEME)」の後、プリンストンが登場します。彼は大学の卒業式の帽子とガウンに身を包み、「国文学の学士号で何が出来るの?(WHAT DOYOU DO WITH A B.A. IN ENGLISH?)」と今後の将来に不安を抱いています。

街の中心から遥か遠くにある自治体(アベニューQ)の荒れ果てた通りで、無職のブライアンと独身のケイト・モンスターは「自分ってサイテー(IT SUCKS TO BE ME)」と語り合っています。悩めるロッドと彼のルームメイトのニッキー、ブライアンの日本人フィアンセのクリスマス・イヴ、そして最後にゲイリー・コールマンがコーラスに加わります。そう、あの「アーノルド坊やは人気者」の元人気子役ゲイリー・コールマン、この近所の管理人です。彼は新しくアベニューQ のアパートに住むプリンストンを案内しています。

ニッキーはルームメイトのロッドに「もしも君がゲイでも(IF YOU WERE GAY)」全然気にしないと伝えますが、ロッドはゲイじゃないと言い張ります。その頃、プリンストンは彼の「目的(PURPOSE)」を探すと決意します。彼はケイト・モンスターから「モンスター」に捧げる学校を開くという彼女の人生の目的を聞きますが、その時、プリンストンはモンスターについて差別的な発言をします。そして彼とケイトは「みんな少しは差別主義者(EVERYONE'S ALITTLE BIT RACIST)」という事実を発見します。

ケイトは代理教師の仕事で永年の夢である幼稚園の子供達の授業を任されました。彼女は子供達にインターネットについて授業をしようと思いましたが、隣人のトレッキー・モンスターは彼女に「インターネットはポルノの為(INTERNET IS FOR PORN)」と主張します。

プリンストンはケイトに「ミックス・テープ(MIX TAPE)」をつくり、その夜デートに誘います。デート先でのクラブでは「今日はパンツを履いていない(I'M NOT WEARINGUNDERWEAR TODAY)」とブライアンが観客を盛り上げています。そしてセクシーな歌姫、ルーシー・ザ・スラットが歌い、みんなを「スペシャル(SPECIAL)」な気持ちにさせます。トラブルメーカーの邪悪なクマ達、バッド・アイデア・ベアーズがケイトとプリンストンを悪酔いさせ、アパートへと帰し、ケイトとプリンストンは大きな声を出して"ヤって"しまいます。ゲイリー・コールマンとクマ達は「好きなだけ声を出していいんだよ<愛の営みをしている時は>(YOU CAN BE AS LOUD AS THE HELL YOU WANT[WHEN YOU'RE MAKIN'LOVE])」と彼らを見守ります。

そのころ、眠っているロッドはニッキーが自分の事を愛している夢をみて「ファンタジーが叶う(FANTASIES COME TRUE)」と喜んでいます。現実世界では、ケイトがプリンストンに彼女の想いを告げて、彼は彼女に幸運の1セント玉をプレゼントします。

ある日、ブライアンとクリスマス・イヴが結婚し、式典の際にニッキーはみんなにロッドはゲイだと言いふらします。ロッドはそのことを耳にして、ごまかす為に「カナダに住んでいる僕のガールフレンド(MY GIRLFRIEND, WHO LIVES IN CANADA)」をみんなに自慢します。その後、ロッドはニッキーをアパートから追い出しました。一方、プリンストンは人生の目的を見失ってしまったことに気付き、ケイトと別れました。ケイトは愛と無駄な時間の間には「紙一重しかない(THERE'S A FINE, FINE LINE)」と絶望します。

第2幕

数週間後、プリンストンは鬱になっています。ブライアンと隣人達は「アパートの外には人生がある(THERE IS LIFE OUTSIDE YOUR APARTMENT)」と言って連れ出します。街ではプリンストンがルーシーと再会し、いい雰囲気です。それを目撃したケイト・モンスターは動揺し、クリスマス・イヴは彼女を「誰かをアイするほど(THE MORE YOU RUV SOMEONE)」怒りがこみ上げてくると親切に諭します。そしてケイトはプリンストンにエンパイア・ステート・ビルの観望台で会いたいとメモを残します。しかし、ルーシーがそれを先に見つけてしまい、捨ててしまいます。

その頃、ニッキーは住む場所がなく、ゲイリーに助けを求めます。ゲイリーは「シャーデンフロイデ<ひとの不幸は蜜の味>(SHADENFREUDE)」の概念を教えます。それは"他人の不幸を喜ぶこと"です。

ケイトはエンパイア・ステート・ビルの上で絶望の中、プリンストンを待っていました。彼女は幸運の1セント玉を102 階の屋上から投げ捨て、それは下の通りにいたルーシーの頭に突き刺さりました。プリンストン、ニッキーそしてケイトは皆、「大学に戻れたならなぁ(I WISH ICOULD GO BACK TO COLLEGE)」と、あのシンプルだった時代を思い出しました。

通りでホームレスになったニッキーと出会って、プリンストンはケイトがモンスター学校を開くのを助けることを決心します。「マネー・ソング(THE MONEY SONG)」を歌って募金をつのろうとしますが、すぐに挫折してしまい、トレッキー・モンスターに頼んだら快くお金をだしてくれました。「モンスター学校/マネー・ソング リプライズ-(SCHOOL FORMONSTERS/THE MONEY SONG REPRISE)」

夢が叶ったケイトは興奮し、喜んでみんなの好意を受け入れます。ロッドが意気揚々と現れると、ニッキーにアパートに戻ってきて欲しいと言い、ニッキーはそのお返しにロッドの為に見つけたニッキーに瓜二つのボーイフレンドを紹介してあげました。その頃、ケイトは、夢を叶えてくれたプリンストンの優しさに感動し、交際を続けると告げます。「紙一重しかない-リプライズ-(THERE'S A FINE, FINE LINE REPRISE)」

アベニューQ の新しい隣人「国文学の学士号で何が出来るの?(WHAT DO YOU DO WITHA B.A. IN ENGLISH?)」、プリンストンはとうとう目的を見つけました。それは心迷い、苦しんだ20代の頃をショーにするということです。けど、みんなから反対され、悪いアイデアだと言われました。人生の悲しみや葛藤、慰め、諭してくれる友達…善くも悪くもそれは「今だけ(FOR NOW)」なのだから。

キャスト
ケリ・ブラッキン[ティッスルワット先生/ベアー/ほか]
KERRI BRACKIN (Mrs.T., Bear & others)
主な出演作に、全米ツアー:『ヘアスプレイ』(アンバー役、ペニー役u/s)、地方劇場:『フラ・フープ』(スージー役)、『グッバイガール』(ルーシー役)、『アニー』、『きみはいい人♥チャーリー・ブラウン』(サリー役)、『ジプシー』(ジューン役)など。オクラホマ大学で学士号を取得、同法科大学院で学び、ペース大学で心理学の修士号を取得。キャスティング事務所、所属事務所、モリーとVP に感謝を。アリー(W.T.O.A.)に捧げる。

アシュリー・アイリーン・バックナム
[ケイト・モンスター/ルーシー/ほか]
ASHLEY EILEEN BUCKNAM (Kate Monster, Lucy & others)
ニュージャージー出身。『アベニューQ』に再び参加できたことを嬉しく思う。主な出演作に、『ミュージカル・アドベンチャー・オブ・フラット・スタンリー』、『リトルショップ・オブ・ホラーズ』(オードリー役)、『テキサス1の赤いバラ』(エンジェル役)、『ピーターパン』(ピーター役)など。家族と友人に愛と感謝を。シェナンドー音楽院で児童・青少年演劇の学士号を取得。
www.ashleyeileen.com

デイヴィッド・コルストン・コリス
[プリンストン/ロッド]
DAVID COLSTON CORRIS (Princeton, Rod)
『アベニューQ』でずっと演じたかった役を務めることができ、嬉しく思っている。主な出演作に、『おさるのジョージ ライブ!』全米ツアー、『ユーリンタウン』『三人でシェイクスピア』など。ディズニー・ワールドやセサミ・プレイスなどでもパペット遣いを務めた。ルーズベルト大学演劇科でミュージカルを専攻。ローラ、家族、カイル、大学、エイミーとエヴァンに愛と感謝を。
www.davidcorris.com

リサ・ヘルミ・ジョハンソン[クリスマス・イヴ]
LISA HELMI JOHANSON (Christmas Eve)
大好きな祝日にちなんだ役を演じられることを嬉しく思う。主な出演作に、オフ・ブロードウェイ:『三人姉妹』『ウィメン・ビアウェア・ウィメン』、オフ・オフ・ブロードウェイ:『ヘイターズ』『T.A.B.』『チェンジ』、地方劇場:『キルターズ』など。クリストファー・ニューポート大学で声楽とミュージカルの学士号を取得。家族と友人、教会に心からの感謝を。
www.LisaHelmiJohanson.com

ティム・コーンブラム[ブライアン]
TIM KORNBLUM (Brian)
主な出演作に、『23 階の笑い』(マックス・プリンス役)、『噂─ファルス─』(レニー・ガンツ役)、『レ・ミゼラブル』(テナルディエ役)など。周囲のみんなに愛と感謝を。プリンス、アストロ、そして支えてくれるみんなに捧げる。

マイケル・リシオ・ジュニア
[ニッキー/トレッキー・モンスター/ベアー/ほか]
MICHAEL LISCIO, JR.
(Nicky, Trekkie Monster, Bear & others)
『アベニューQ』に再び参加できたことを嬉しく思う。モンクレア州立大学を2009 年に卒業、演劇の学士号を取得。支えてくれた家族と友人、製作会社、エヴァン・エンザイン、所属事務所に感謝を。

アニタ・ウェルチ[ゲイリー・コールマン]
ANITA WELCH (Gary Coleman)
『アベニューQ』に参加できたことを嬉しく思う。主な出演作に、NY ミュージカル・シアター・フェスティバル:『ルーフレス』(シーラ役)、地方劇場:『エイント・ミスビへイヴン』(シャーレイン役)、『ビッグ・リバー』(アリスの娘役)、『スモーキー・ジョーズ・カフェ』(ブレンダ役)、『ひなたの干しぶどう』(ベニーサ役)、『ヘアー』(アクエリアス・ソリスト)、『ハイスクール・ミュージカル』(テイラー役)など。アメリカン・ミュージカル&ドラマティック・アカデミーで学ぶ。主と家族、友人の愛と支援に感謝を。

ベン・ハート[アンサンブル]
BEN HART (Ensemble)
『アベニューQ』に再び参加できたことを嬉しく思う。主な出演作に、『十二夜』(セバスチャン役)、『34丁目の奇跡』など。この機会を与えてくれたキャスティング事務所のアダム、エヴァン、スティーヴ、ナンシーに感謝を。そしてもちろん、友人と家族にも。イサカ大学で学士号を取得。

ケイティ・マクリアリー[アンサンブル]
KATIE McCREARY (Ensemble)
『アベニューQ』に参加できたことを嬉しく思う。主な出演作に、地方劇場:『ブリュスター・ブレイスの女たち』『ベア』『ブロードウェイズ・ベスト』『1776年』『サウンド・オブ・ミュージック』『RENT』『オール・シュック・アップ』『ザ・ミュージックマン』『ゴッドスペル』など。家族と友人に感謝を。

ローラ・由美・スネル[アンサンブル]
LAURA YUMI SNELL (Ensemble)
『アベニューQ』でツアー公演デビューを果たす。主な出演作に、『スペリング・ビー』(マーシー役)、『ラ・マンチャの男』(アルドンサ役)、『王様と私』(アンナ役)など。素晴らしい家族と友人、マネージャーと先生に感謝を。

ザック・トリマー
[アンサンブル/ダンス・キャプテン/パペット・コーチ]
ZACH TRIMMER (Ensemble, Dance Captain/Puppet Coach)
『アベニューQ』に参加できたことを嬉しく思う。主な出演作に、『ヘアスプレイ』全米ツアー(ブラッド役)、『美女と野獣』(ルミエール役)、『モダン・ミリー』(ジミー役)、『屋根の上のヴァイオリン弾き』(モーテル役)、『マイ・ウェイ』など。すべてを可能にしてくれた両親、ステフ、ナット、ナナ、エヴァンとアダムに感謝を。



土居 裕子出演!劇団四季 サウンド・オブ・ミュージック [ミュージカル]



さて映像は初日前の公開舞台稽古の模様だけれど、ロングラン公演も8ヶ月を過ぎマリア役に新キャストが登場。なんと音楽座にいた土居 裕子がマリア役を客演。彼女は1982年に東京芸大音楽学部声楽科を卒業した後、10ヶ月ほど劇団四季に在籍したこともあるらしい。同期生には亡くなった志村幸美がいる。彼女が生きていればマリア役を演じたかもしれない。

同年代には保坂知寿、野村玲子がいるので、土居 裕子がそのまま四季に在団していれば、ミュージカルの主演者の歴史が別のものになっていたかもしれない。28年後に劇団四季の舞台に立つというのも不思議な縁ではある。

さて天使が何故、土居 裕子に注目するかといえば生年月日が全く同じだから。同じなのは別に小室哲哉がいる。同じ星の下に生まれた?訳で、なんだか他人のような気がしないので、密かに応援していたというわけである。しばらく出演が続くようなので出かけてみるつもり。

このところ、別の舞台にも立つ主役級俳優の客演が続いている。『アイーダ』、『マンマ・ミーア』に出演している鈴木ほのか、『サウンド・オブ・ミュージック』の鈴木 綜馬などなど。劇団四季も実力派の俳優が不足しているわけだし、良い舞台が観られるなら別に文句はない。

劇団四季 サウンド・オブ・ミュージックはこちら

2010年12月22日(水)の出演者

『サウンド・オブ・ミュージック』 (四季劇場[秋])

マリア : 土居裕子
トラップ大佐 : 村 俊英
修道院長 : 佐和由梨
エルザ : 西田有希
マックス : 勅使瓦武志
シュミット : はにべあゆみ
フランツ : 青山裕次
シスター・ベルテ : 倉斗絢子
シスター・マルガレッタ : 矢野侑子
シスター・ソフィア : あべゆき
ロルフ : 石毛翔弥
【フォン・トラップ家の子どもたち】
リーズル : 池松日佳瑠
フリードリッヒ : 海宝 潤
ルイーザ : 木村奏絵
クルト : 川原一輝
ブリギッタ : 初鹿野菜月
マルタ : 黒瀬空良
グレーテル : 平井花南


【男性アンサンブル】
白倉一成
池田英治
柳 隆幸
長手慎介
佐藤季敦
中橋耕平
奥田直樹
北山雄一郎

【女性アンサンブル】
黒崎 綾
松尾千歳
松本菜緒
小島由実子
小林貴美子
原 彩子
趙ミンジョン
深見雅子

金曜ロードショー特別版 映画『オペラ座の怪人』 劇団四季オールスターキャストによる日本語吹き替え版  [ミュージカル]

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2004年に公開された映画『オペラ座の怪人』が、なんと歌唱を含め日本語吹き替え版で上演された。ミュージカル映画は、台詞は吹き替えで歌は原語で字幕付というのが常套手段だが、1988年以来劇場を変えながらロングランを続けている劇団四季にすべての吹き替えが任されての放送である。ディズニー映画『ノートルダムの鐘』では、日本語吹き替え版を劇団四季が担当したことはある。その時は、芝居の部分と歌唱の部分は別のキャストでというのが一部あったかれど、今回は芝居も歌も同一キャストのようである。

ほとんどの楽曲がオリジナル通りに歌われ、その訳詞も劇団四季の日本語版に準じてりいるので、まあこなれた日本語にはなっている。ところが、口の開き方と、日本語の歌詞とが全く合っていなくて、違和感が最後まで拭えなかった。

それに歌唱部分はともかく、台詞の部分は劇団四季特有の発声方法によるため、言葉ははっきり伝わってくるものの、感情がまるでこもっていなくて、ただの棒読み状態に…。声優としては落第点の俳優が多数発生。

しかも劇場では違和感のない歌唱方法もテレビ放送では無理がある。特に高音を伸ばして迫力で観客を圧倒するような場面では、劇団四季のファンならともかく、一般の人々にとっては何コレ?状態なのだろうと思う。さらに民放なので仕方がないが、CMで途中に中断が入るのも物語の世界に入るのを妨げているように感じた。

映画にはあって舞台にない場面、怪人の生い立ちを語る部分などは映画のオリジナルなので面白く観た。舞台版が終わってからの映画独自のラストシーンも悪くなかった。でも映画後の『THIS IS IT』の番組宣伝の方が興味津々。出演予定だったダンサーが日本に集結してパフォーマンスを披露って凄すぎるかも。

劇団四季としては、舞台版のプロモーションのつもりだったのだろうが、これを観て劇場へ足を運ぼうという人がいるだろかと疑問が。次はきっと映画『マンマ・ミーア』なのだろうなと思うけれど、どうなることやら。


【金曜ロードショー特別版 映画『オペラ座の怪人』概要】

放 送 局:  日本テレビ
番 組 名:  金曜ロードショー (系列29局で放送)
放送日時:  12月17日(金) 21:00~

劇団四季ヴォイスキャスト: ファントム 高井 治、クリスティーヌ 沼尾みゆき、ラウル 佐野正幸、競売人 田代隆秀、ピアンジ 半場俊一郎、アンドレ 林 和男 フィルマン 青木 朗、メグ・ジリー 五所真理子、カルロッタ 種子島美樹、カルロッタの台詞部分 中野今日子、ブケー 維田修二、マダム・ジリー 横山幸江

アンサンブル 佐和由梨、小林貴美子、諸英希、遠藤珠生、河村彩、菊池華奈子、松ヶ下晴美、倉斗絢子、金本和起、増田守人、内海雅智、見付祐一、畠山典之、佐藤圭一、佐藤季敦、寺田真実、天野陽一、秋山知子、斎藤譲、岡本隆生、勅使瓦武志、大塚俊、内田圭、雲田隆弘、はにべあゆみ、原田真理、北澤裕輔、阿川建一郎、藤川和彦

映画『オペラ座の怪人』 (2004年アメリカ)
製作・作曲・脚本: アンドリュー・ロイド=ウェバー
監督・脚本: ジョエル・シュマッカー
出演: ジェラルド・バトラー(ファントム)、エミー・ロッサム(クリスティーヌ)、パトリック・ウィルソン(ラウル)

はだかの王様 劇団四季自由劇場 [ミュージカル]

 初演は演出:浅利慶太、作曲:いずみたく、装置:金森馨、照明:吉井澄雄、台本:寺山修司で日生劇場で上演された。生の舞台やフィルムになったもので全国の多くの子供達が観ている。その第一世代の孫の世代が劇場に来ているに違いない。それも自由劇場という緊密な劇空間で芝居を楽しむことのできる子供達は幸福である。

 さすがに時代とともに音楽はアップテンポのものに変化し、1983年の寺山修司の没後は大幅に台本に手が入れられたもようで、上演時間も短くなったと思われる。そう感じたのは、アンデルセンの原作を寺山流に料理したハズなのに、全く毒気がぬかれ中途半端な人物造型が目立ったからである。営業的に15分の休憩を入れて2時間15分で収めなければならないのは理解できるが、例をあげるならば王女サテンと恋人デニムの身分違いの恋が全然描けていないことである。どうして出会ったのか全く説明もなく不自然に結ばれるのは解せない。

 菅本烈子が三役で演じる眼鏡屋ピンタックの登場も唐突である上に物語の中では完全に浮いている存在である。舞台転換のための時間つなぎとはいえ、不自然さは否めない。外務大臣モモヒキや内務大臣ステテコが見えない衣裳を見えるという精神的な葛藤が少ないのも問題である。

 さらに舞台の進行役で、いささか世間を斜めに見ているようなアップリケとホックの存在ももっとふくらますことができたのではないだろうか。時間の拘束があっても、そこを埋めていくのが演出家の腕なのだろうと思うが徹底していないようである。観客と一緒に歌って幕を上げ、幕を下げる演出も相変わらずで、クライマックスで王様一派が客席に降りてきて観客が歌を歌って王様を糾弾?するのもお馴染みである。どちらも楽しいもので、童心に帰って歌を歌ってしまう。実はこれが一番したかったことである。

 子供のためのミュージカルということで2軍とまでは言わないが、劇団の看板役者の登場はない。それでも何とか楽しめたのは、やはり作品の良さということになるのだろうか。やはり問題なのは出演者で、地味な顔ぶれが揃ってしまい満足できない。

 まずお針子に扮した女性ダンサー達である。バレエ風の振付があり、ポワントではなくバレエシューズで踊るのだが、技術水準、スタイルともに同じ日に観た東京バレエ団のダンサーよりも数段劣る。しかもこの振付によって何かを伝えようという意思が感じられないのである。教えられた振付通りに間違わずに踊るというレベルに止まっているのである。しかも、正確に踊っているならまだしも、センターのダンサーはともかく、経験の少ない?サイドで踊るダンサーには著しく技術が劣っているのが素人目にも判るのである。

 そうした中で魅力的だったのは、岡本隆生の王様で為政者としては問題行動が多いが、実は心の優しい人物として描かれていて(実務的には無能に等しいということだが)赤い六尺姿と綺麗でないお尻とちょっとだけ出たお腹が痛々しい以外は観客の小さな人気を集めていたようである。ただ「王様が何にも着ていない」のを告発するためとはいえ、王様を指さすというアクションを観客に求めるというのはいかがなものだろうか。他人様を指さすなんて悪いことと教えられてきた古い世代の人間には絶えられない行為であった。

『はだかの王様』 (自由劇場)

スタッフ
構成・演出:浅利慶太
台本:寺山修司.
作曲:三木たかし
    いずみたく
    宮川彬良
振付:謝 珠栄
   篠井世津子
照明:紫藤正樹
装置:デザイン高橋知子
衣裳:デザイン劇団四季美術部
音楽進行:鎮守めぐみ

キャスト
アップリケ : 江上健二
ホック : 白澤友理
王様 : 岡本隆生
王妃パジャママ/デザイナーフリルフリル/
眼鏡屋ピンタック : 菅本烈子
王女サテン : 小川美緒
王女の恋人デニム : 玉城 任
外務大臣モモヒキ : 神保幸由
内務大臣ステテコ : 深見正博
運動大臣アロハ : 丹下博喜
ペテン師スリップ : 服部ゆう
ペテン師スリッパ : 味方隆司
衣装大臣チェック : 倉斗絢子


【男性アンサンブル】
福島武臣
坂本 剛
嶋野達也
片山怜也
前田員範
石毛翔弥
本間裕司

【女性アンサンブル】
大槻純子
小林由希子
藤岡あや
高橋えみ
松尾美惠子
林 初実
荒木 舞
高橋佳織
脇野綾弓
森田真代
タグ:劇団四季

はだかの王様  ニコラ・ル・リッシュのボレロほか 8月15日の【劇場の天使】 [ミュージカル]


 さて天使の年代にとって劇団四季の『はだかの王様』は特別な作品である。日生劇場で1964年にスタートしたニッセイ名作劇場の第1回作品であるからだ。もちろん静岡の片田舎の小学生が東京日比谷の日生劇場へ招待されるはずもなく、16ミリフィルムに収録された映画を学校の講堂で観たり、地元の放送局が同じものを夏休みに放送したりしたからである。

 また1990年の12月に日生劇場で一般公演として上演された『はだかの王様』も観ている。さすがに1964年版とは音楽のテンポ、ダンスの実力など比べものにならなかっが、一番の違いは衣裳を森英恵が担当したことで、日下武史が演じた王様が黄金色に輝く六尺褌?で登場したことである。それまでは白いパンツだったのに褌一丁だったのは、いくら役者とはいえ天下の名優が気の毒な感じだった。

 そして自由劇場の劇空間で小さなお子様と一緒に『はだかの王様』を楽しんで観た。「幕をあける歌」も「王様ははだか」の歌も元気に歌ってしまったし、童心に帰って心から楽しんだ。感想は後日に。



 今日はダブルヘッダーで浜松町から山手線で五反田まで移動。東京バレエ団の『ベジャール・ガラ』の千秋楽を観る。もちろんお目当てはパリ・オペラ座のエトワールであるニコラ・ル・リッシュの踊る「ボレロ」である。これまた感想は後日にするが、ル・リッシュの「ボレロ」は男性的で彼は神だった。素晴らしく緊迫感にあふれ、なおかつ躍動感とスピード感にあふれていた。ドンともギエムとも違うル・リッシュの「ボレロ」になっていたのが凄い。ベジャールに直接に「ボレロ」の指導を受けた最後のダンサーなのだろう。見逃した人は誠にお気の毒としか言いようがない。

美女と野獣 劇団四季 四季劇場「夏」 [ミュージカル]



劇団四季が『美女と野獣』を上演するのは10数年ぶりだとか。かつてTBSの隣にあった赤坂ミュージカル劇場のこけら落としとして初演されたはずである。野獣を演じるはずだった山口祐一郎が初日直前に体調?を崩して降板し、やがて退団へと進んでいった経緯があった。

 『美女と野獣』はディズニー初のミュージカルの舞台化作品である。その後に登場した『ライオンキング』に比べれば、アニメの3次元化といった趣で芸術面では劣る作品ということが、2010年の現時点では明らかになってしまったようである。今となってはミュージカル・アニメ映画の安易な舞台化としか映らないし、美術、振付ともに古臭く感じる。

 どうも日本では、特に四季ではロングランは美徳のように語られるが、評価が悪ければ即上演打ち切りという過酷な面がない日本の甘い興行界でのロングランにどれほどの意味があるというのだろう。上演回数を重ねるだけが勲章ではないはずである。

 もう劇団四季は、芸術集団という看板を下ろしたらどうだろうか。彼らは単なる経済活動団体である。劇場を建設するような場所ではない場末感も相変わらずで、例によって大井町のJR?の遊休地を借り受けての劇場建設。長期に渡って拠点とする気がないので、相変わらずの安普請な劇場である。建設費と維持管理費を節約するためか、目に見えないところは徹底的に手を抜くという相変わらずの手法である。劇場へでかけたら天井を見上げて欲しい。あまりのお粗末さに絶句する。

 舞台至上主義といえば聞こえはいいが、客席と舞台に最大限の配慮はあっても、ロビー部分はおざなりで狭く、殺風景で、座る場所すらみつけることができないし、トイレも長蛇の列で、売店等の施設も貧弱である。本腰を入れて劇場を運営する覚悟が見えてこないのである。

 多くのファンは知るまいが、劇団四季がかつて本拠地にしていた日生劇場のエントランスから階段を上がっていき、客席に到達するまでの期待感の高まりなど望むべくもない。首都圏に「使い捨て劇場」が、またひとつ増えたかという感じなのである。

 使い捨て…。これほど現在の劇団四季を言い当てた言葉はないだろう。劇場も使い捨てなら、役者も使い捨て、今回の『美女と野獣』は音楽も使い捨てになった。東京以外の都市や地方公演では、生のオーケストラが入らなくても当然という意識があるのか、すべてカラオケ?上演である。確かにバレエなどガラと名づけられた公演でさえ、現代作品でなくてもテープでの上演が常態化している。しかし、下手なオーケストラであっても、テープと生演奏の差は歴然である。それを劇団四季は30年以上も前からカラオケ上演と続けてきた。

 観客動員は芳しくなくチケットの値下げをしたのでコスト削減が必要というのも理由なのだろうが、このところカラオケでの上演が続くのは異常としか言いようがない。色々理由はつけても、人件費のカット以外にミュージカル作品からオーケストラを排除する理由が見当たらないのは悲しい。上演に際して、カラオケでも上演可という条項をつけさせているのだろうが、金のためにそれを許すエージェントの罪にも重いものがある。どうせカラオケミュージカルでも怒らない従順な観客か修学旅行生しか相手にしていないのだから、いくら書こうが改善しないのだから仕方がない。

 それにしてもベル役を演じるのが坂本里咲って…。いくらなんでも老けすぎだと思うのだが、昔から老女優が若い役を演じても許される演劇風土があるのも事実ではある。まさか初演キャスト野村玲子が再登板するための露払い役ではないだろうと思うが、案外夢物語ではなさそうなのが今の劇団四季の怖いところではある。

 それでも「一音落とす者は去れ」というスローガンのある劇団らしく、一応は楽譜通りに歌えていたようではある。もっともそれだけ。心がこもっていないので野獣役の福井晶一のナンバー以外は心に響いてくる歌唱は最後まで聴くことができなかった。でも例のスローガンは、音を間違えないなんて基本的なことを改めて大書するところを見ると、逆にいかに音を外す人間が多いか、あるいは落としそうな危うい役者が多いということではないだろうか。

 振付も今となっては刺激も驚きも楽しさもなく、決められたカウント通り正しく踊れました!というレベルで、これまた心を震わせるようなダンスは見られなかった。特に失望させられたのは「ビー・アワ・ゲスト」のナンバーで劇中でも最もショーアップされた場面なのだが全く盛り上がりに欠けていたのは意外な展開だった。確かにミスは目立たないのだが、出演者が全然楽しそうに見えないのでつまらない。ディズニーランドのパレードでも、もう少し夢が語られているだろうと思った。それでなくても劇中では浮いている場面なのに別の意味で異質に感じてしまった。

 正確で優等生的で華がないのは客席も同じで、ミュージカルの場面への反応が子供以外は異常に淡泊。観客ももっと感情を露わにするべきである。開幕直後で熱心なファンが集まっているはずなのに静かな客席である。舞台成果に対する正直な感想とも言えるが、カーテンコールでは何故か過剰な反応をしたがる「子供じみた」観客ばかりなのもどうかと思う。

 実はそうした観客も「使い捨て」なのだろうなと思う。劇団四季のマーケティングの弱いところは、観客の好みが多様化しているにもかかわず変化に対応できていないところ。そろそろ過去の成功体験は捨てるべきである。演劇あるいはミュージカルを愛好してくれる観客を長い視点で育てねばならないはずなのに、短期的な観客動員にばかり目が行っていて、舞台の質が疎かになっているように思えてならない。しかも顧客である観客を無視するかのような政策をとりつづけるのも問題だ。まともにマーケティングできる人間がいないのだろうか。劇団の都合を観客に押しつけるのはいい加減にして欲しい。キャストの発表方法、カラオケ使用、多すぎる外国人キャストの登用などなど…。福岡撤退の原因を追及しているのかどうか。役者を育て観客を育てるという理念を忘れたのか?あるいは最初から無かったのか…。 

2010年7月27日(火)18:30開演 21:20終演 四季劇場「夏」

作曲 アラン・メンケン
作詞 ハワード・アッシュマン
ティム・ライス
台本 リンダ・ウールヴァートン
オリジナル演出 ロバート・ジェス・ロス
振付 マット・ウェスト
装置デザイン スタンリー・A・メイヤー
衣裳デザイン アン・ホウルド・ワード
照明デザイン ナターシャ・キャッツ
音響デザイン ジョナサン・ディーンズ
ヘアー・デザイン デヴィッド・H・ローレンス
イリュージョン・デザイン ジム・スタインメイヤー
ジョン・ゴーアン
プロステティックス ジョン・ドッズ
ファイト・ディレクション リック・ソーデレー
オーケストレーション ダニー・トループ
音楽スーパーバイズ
/附帯音楽アレンジ マイケル・コサリン
ダンス・アレンジメント グレン・ケリー
ヴォーカル・アレンジメント デヴィッド・フリードマン



プレジデント トーマス・シューマーカー
エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント&マネージング・ディレクター デイヴィッド・シュレ-ダー
シニア・ヴァイス・プレジデント/国際担当 ロン・コーレン
シニア・ヴァイス・プレジデント/クリエイティブ担当 ミッシェル・ステックラー
シニア・ヴァイス・プレジデント/ビジネス法務担当 ジョナサン・オルソン
ヴァイス・プレジデント/財務・事業開発担当 マリオ・イアネッタ
ヴァイス・プレジデント/シアトリカル・ライセンス担当 スティーヴ・フィッキンガー
ヴァイス・プレジデント/国際マーケティング担当 フィオナ・トーマス
ヴァイス・プレジデント/国際パブリシティ担当 ジョー・ケンカ
ヴァイス・プレジデント/MD担当 スティーヴン・ダウニング
ディレクター/国際担当 マイケル・キャセル
ディレクター/財務担当 ジョー・マクラファティ
シニア カウンセル/ビジネス法務担当 セス・ストゥール
シニア・ファイナンス・マネージャー ダナ・ジェイムズ



アソシエイト・プロデューサー マイケル・キャセル
演出補/振付 ジャクリン ダンリー=ウェント
音楽監修 ポール・クライスト
装置デザイン補 デニス・W・モイズ
衣裳デザイン補 トレイシー・クリステンセン
照明デザイン補 マイケル・オダム
ダン・ウォーカー
ヘアメイクデザイン補 ジュヌヴィエーヴ・プティピエール



企画・製作 浅利慶太

日本語台本・訳詞 浅利慶太
日本版演出 浅利慶太
振付協力 加藤敬二
音楽監督助手 鎮守めぐみ

ビースト : 福井晶一
ベル : 坂本里咲
モリース : 松下武史
ガストン : 田島亨祐
ルミエール : 百々義則
ルフウ : 遊佐真一
コッグスワース : 吉谷昭雄
ミセス・ポット : 遠藤珠生
タンス夫人 : 大和貴恵
バベット : 長寿真世
チップ : 川良美由紀

【男性アンサンブル】
川原信弘
赤間清人
ファンソンヒョン
シンフンスン
安江洋介
安芸雅史
林 晃平
石野喜一
清川 晶
熊川剣一

【女性アンサンブル】
池松日佳瑠
渡辺由紀乃
福岡唯子
森田江里佳
吉田千恵
松田未莉亜
加藤あゆ美
木許由梨
倖田未稀
小川飛鳥
タグ:劇団四季

川柳川柳  美女と野獣  7月27日の劇場の天使 [ミュージカル]

 今月は忙しくて、ようやく平日ながら一日だけ休みがとれた。早起きして早朝のゴルフ練習。心地よい汗を流してプールへ。このところ健康のために1000メートルをクロールで泳ぐのを日課にしていて、2ヶ月前に比べて体重が5キロ減となった。血圧も安定し身体の調子もよい。

 お昼を食べてから池袋演芸場へでかける。7月下席には川柳川柳が出演しているからである。同時に浅草演芸ホールにも出演していて相変わらずの人気者である。来年80歳。しかも独特の芸風?というかなんというか…。この人を何ども聴きに行っているのに演目は通称「ガーコン」だけ。今日もお馴染みの「ガーコン」だったけれど、持ち時間が20分と短い上に年輩者が暑さで出てこられないからなのか客席の年齢が若く受けはイマイチだったのが残念。軍歌とジャズを歌いまくるのだが、酔っぱらってエアコンをかけっぱなしにしてしまって風邪をひいて昨日までは声がでなかったとか。今日は歌うと言うことだったが、いつもの声の伸びはなかったかも。 

 今日の番組は落語が主で漫才と奇術が1組。川柳も色物扱いだったのかも。軍歌は歌うけれど彼は反戦落語家である。戦争を身をもって知る落語家の最後の世代かもしれない。長生きして欲しい。大好きな落語家である。




 さて東京では久しぶりの上演となった『美女と野獣』である。ニューヨークの初日前に観る機会があって天使には馴染みのあるミュージカルである。品川のひとつ先にある大井町にできた四季劇場・夏のこけら落としの作品である。JR東日本の土地?を借りたのか駅に近いとはいえ駅からは商店街?を通らなければならない。駐車場の通路を通り抜けるのが近道だが私有地のためか使用が制限されているようだったが、無視して強行突破する観客が多数いた。

 四季劇場・夏は、劇団四季お得意の四角い倉庫を劇場へ転用したような造り。劇場の天井がパイプ類が剥き出しなのは相変わらずである。まあ長くて5年持てばいいというソロバンを弾いているからなのか、何もかもが劇場としては安っぽい。ロビースペースの狭さは、もう少しなんとかならないのだろうか。

 許せないのは東京公演であるのに、カラオケを使用しての上演であったこと。入場料の値下げによるコスト削減が、こうしたところに現れているのかと思う。生オケとカラオケの違いも理解できないようなミュージカルファンや修学旅行生を相手にしている舞台なので、劇団側はこの程度で大丈夫だと思っているのだろう。

 感想は後日にするが、ベルのキャストがあまりに老けすぎていて楽しめなかった。野獣役の福井晶一は芝居も歌唱も安定していて満足。ガストンにはもっと野性味と悪役としてのアクの強さが欲しかった。

 一番のガッカリは、「ビー・アワ・ゲスト」という最大のナンバーが盛り上がりに欠けたこと。劇団四季のミュージカルの欠点は、歌唱もダンスも見事なまでに正確なんだけれど、それだけでは舞台に感動が生まれないということを演出家?が知らないことである。一糸乱れぬといっていいほどのダンスなのに、まったく面白みが無く振付の良さが表現されていない。ダンサー達はもっと自己主張がないと観客をのせることができないのである。純粋培養された役者達の限界が見えた感じである。

ジョン・ケアード版 ミュージカル キャンディード 帝国劇場 [ミュージカル]



レナード・バーンスタインがヴォルテールの同名小説を原作に作り上げたミュージカル『キャンディード』が上演された。ほとんどミュージカル専用劇場となった感のある帝国劇場で取り上げるミュージカルとしては異色の作品であり演出であったように思う。今回はレ・ミゼラブルの演出家であるジョン・ケアードがヴォルテールの原作に忠実であるようにと台本を改訂し、実に演劇的な喜びに満ちた演出で、手強い作品を見事に商業的にも芸術的にも成功させていたように思う。

 劇場へ入ると脇舞台には四層の照明用のタワーが組まれていて、半円形の舞台が客席に迫り出していた。舞台上には金色に輝く円形の巨大なサークルがあり、舞台奧からはオーケストラのチューニングの音が聞こえてくる。舞台は照明での変化があるくらいで何もない、これ以上簡素な舞台はないだろうと思われるものだった。海賊の宝箱?のようなBOX時々登場する大きな布以外には、舞台装置らしいものも小道具らしいものがない舞台である。子供の頃の「ごっこ遊び」を巨大にしたようなイメージである。アンサンブルの集団演技と台詞と歌唱で支えられていた舞台でもあった。

 ところが、そこで繰り広げられる舞台は、何も無い空間だからこそ展開できる多彩なイメージを持った力強いもので素晴らしい。冒頭は例の有名な序曲が流れるのだが、ヴォルテールに扮した市村正親が音楽に乗って踊るが如く、また語るが如くのソロダンス?をみせる。その姿の雄弁だったこと…。若い頃は目の大きなバタ臭い顔で年齢を重ねたらどうなるだろうかと心配だったが、こうしたヴォルテールの様な役柄は彼の独壇場である。日本演劇界を見回しても適任が思い浮かばないくらいである。二役のパングロスとの演じ分けも見事で、さらりと演じていくのが彼の個性なのだろう。

 雄弁だったのは身体だけではない。その歌唱力は言うまでもなく、台詞術の見事さは目を見張り耳に心地よいものだった。何しろ何もない舞台空間である。それを言葉の力だけで、時間や空間を楽々と乗り越えて見せるのである。これこそ演劇の原点だと思った。普段は大きすぎて散漫な印象のある帝国劇場の劇空間を緊密なものに転換させた力量は驚くばかりだった。劇団四季の硬直したような台詞から比べると、その自由度は際限がない。元劇団四季のメンバーだったのが今となっては不思議な位である。

 台詞力に長けていたのは、老女を演じた阿知波悟美も同じで、その悲惨な境遇を語る言葉に説得力があり、多くの観客を惹きつけていたように思う。そ例外の出演者は芝居という部分では、だいぶ見劣りがする。井上芳雄、新妻聖子、坂元健児といった若手中堅が今ひとつだったのは仕方がないにしても悲観論者であるマーティンを演じた村井国夫、安崎 求、駒田 一といったベテランの域に達した役者陣には物足りなさを感じるばかりだった。

 芝居の充実に比べ、音楽面ではいささか問題のある公演だったのは事実である。レナード・バーンスタインの音楽は薄っぺらく演奏されたし、クネゴンデが演じた新妻聖子はコロラチューラ・ソプラノの超絶技巧のアリア「Gitter and be Gay」はミュージカル歌手としては及第点にしても、本格的なオペラ歌手とはレベルが違いすぎた。もっとも宝石を身にまといながら歌うというのは実にドラマの流れに沿ったものであり、オペラのような超絶技巧の歌唱力を見せつけて観客を圧倒し興奮を呼び起こすものとは、まったく違って当然なので比較するのがおかしいのは十分に承知しているのだが、観客の案外醒めた反応に違和感も持ったからである。

 何もかも素晴らしい舞台だったのだが、あえて演出の瑕となったのは第2幕の冒頭からベニスへ向かうまでの部分で、それまで滞りなく流れていたドラマが途切れた印象があった。マーティンの村井国夫が登場して、その不満は若干解消したのだが、楽観論者と悲観論者との対比、そしてキャンディードと観客が学んだ人生哲学といったドラマの根幹にかかわる部分が上手く客席に届いていないように感じてしまい惜しかった。なかなかミュージカルとしての上演は困難な作品を選択し上演したことに敬意を払いたい。もし再演されるなら、もう一度観たい舞台である。アンコールもくどすぎず、スマートな終わり方も演劇的な舞台には相応しかった。

【キャスト】
ヴォルテール&パングロス 市村正親
キャンディード 井上芳雄
クネゴンデ 新妻聖子
マキシミリアン  坂元健児
マーティン  村井国夫
老女 阿知波悟美
ヴァンデルデンデュール  パケット 須藤香菜
カカンボ  駒田 一

アンサンブル
阿部よしつぐ/石井雅登/伊藤俊彦/大澤恒夫/小西のりゆき
中井智彦/野島直人/藤田光之/水野栄治
亜久里夏代/稲田みづ紀/井上珠美/折井理子/さとう未知子/鈴木智香子
アンサンブル・スイング
寺元健一郎/西村寿彦/藤村はるか/麦谷八絵

【スタッフ】
原作=ヴォルテール
作曲=レナード・バーンスタイン
台本=ヒュー・ホイラー
作詞=リチャード・ウィルバー

歌詞補作=スティーブン・ソンドハイム、ジョン・ラトゥーシュ、
リリアン・ヘルマン、ドロシー・パーカー、レナード・バーンスタイン
訳=吉田美枝
訳詞=松田直行
台本改訂・演出=ジョン・ケアード
装置=ユン・ぺ
装置原案=ジョン・ネピア

音楽監督・歌唱指導=山口琇也
照明=中川隆一
衣裳=半田悦子
音響=本間俊哉
ヘアメイク=宮内宏明
振付=広崎うらん
指揮=塩田明弘
演出助手=鈴木ひがし
プロデューサー=田口豪孝、坂本義和

2010年6月18日(金)1:00開演
第一幕 1:00 ~2:25
休憩 25
第二幕 2:50~4:20


サウンド・オブ・ミュージック 劇団四季 [ミュージカル]


 東宝のミュージカルのレパートリーだとばかり思っていたら「サウンド・オブ・ミュージック」を劇団四季で観る機会を得た。ほとんど海外のミュージカルの新作を上演する劇団四季が古典ともいえる作品を取り上げることになったのは、アンドリュー・ロイド=ウェバー がプロデュースした版だからだそうである。

 東宝で上演されるとなると、帝国劇場や日生劇場などの大劇場にかかることになるが、幸いなことに四季劇場「秋」という小振りな劇場での上演となった。この演出では家庭劇あるいは室内劇といった枠組みで上演されるので、これほど相応しい劇場空間はないだろうと思った。劇団四季には珍しくオーケストラによる生演奏である。2階席の最前列にはモニターが2台置かれ指揮者を映し出していたので、役者は指揮を見て歌うというミュージカルでは当たり前なことが実現していた。カラオケでは聴き事のできない音楽の美しさが際立っていたと思う。

 舞台は緞帳替わりの楕円形の額縁?に雲が描かれたものが舞台と客席を隔てている。オーケストラピットの左右には客席に降りる階段があって、グレゴリオ聖歌を歌う尼僧(一部には男性も混じっていた?)たちが客席に降りる演出などがあった。舞台奧にはいくつかのパーツに分かれる壁(組み合わせで場面を構成)が自由に動き、手前には修道院の壁が上から降りてくる。開幕直後と終幕にはアルプスの山々を思わせる野外のシーンなどもあり、上手と下手から長いすやベッドなどが自動的に出てきたり、階段が現れたりとコンパクトながら、ドラマの流れを途切れさせない演出が見事だった。

 マリアを演じた井上知恵は容姿に恵まれた女優ではないので、清純な乙女という感じではなかったのだが、トラップ大佐に心惹かれる場面とか、結婚してからの自信に満ちた態度など、マリアの成長物語という視点からみるならば、的確な演技であったと思う。

 トラップ大佐の芝清道は、子供達と一緒に「サウンド・オブ・ミュージック」を歌って心を通わせる場面など、劇団四季には珍しく大変感動的なものであった。しかもナチスドイツの非人間的なファシズムに反対する立場でありながら、子ども達には高圧的な態度で対するという自己矛盾から、愛に目覚めていくという変化を上手くみせていたと思う。エルザの坂本里咲は、劇団四季の中では間違いなく彼女が適役で危なげない。もっともトラップとの別れは台詞だけなので、物足りなさが残った。マックスの勅使瓦武志は、戦争の三部作を演じてきた劇団四季らしく、ナチスに翻弄される人物を描写。最後にナチスに囲まれ、悲惨な将来を想像させて衝撃を受けた。

 いささか暗い印象を受ける舞台を救ったのは、子供達の達者な演技と歌で感心するばかりだった。実話でもアメリカに渡ったトラップ一家は苦難の道を歩んだようだが、最後まで愛と希望でめでたしめでたしという単純なお話にしなかったは演出家の視点の確かさであったのだろうと思う。長くレパートリーにして欲しい名作。傑作である。こうした作品に取り組む姿勢も持ち続けて欲しいものである。


企画・制作浅利慶太
日本語版演出浅利慶太
日本語版台本・訳詞藤川和彦
宇垣あかね
劇団四季文芸部.日本語台本協力湯川裕
訳詞ペギー葉山(「ドレミの歌」)
照明監修沢田祐二.照明劇団四季照明部
音楽スーパーバイザー鎮守めぐみ.
演出助手藤川和彦、宇垣あかね
.子役担当太田浩人、大徳朋子、遠藤剛

サウンド・オブ・ミュージック』 (四季劇場[秋])

マリア : 井上智恵
トラップ大佐 : 芝 清道
修道院長 : 秋山知子
エルザ : 坂本里咲
マックス : 勅使瓦武志
シュミット : 丹 靖子
フランツ : 川地啓友
シスター・ベルテ : 佐和由梨
シスター・マルガレッタ : 矢野侑子
シスター・ソフィア : あべゆき
ロルフ : 飯田達郎


【フォン・トラップ家の子どもたち】
リーズル : 谷口あかり
フリードリッヒ : 鳴戸嘉紀
ルイーザ : 今井利奈
クルト : 川原一輝
ブリギッタ : 高地杏美
マルタ : 鈴木アリサ
グレーテル : 平井花南


【男性アンサンブル】
高橋基史
池田英治
柳 隆幸
井上隆司
佐藤季敦
中橋耕平
奥田直樹
天野 誠

高橋基史
池田英治
柳 隆幸
井上隆司
佐藤季敦
中橋耕平
奥田直樹
天野 誠

【女性アンサンブル】
遠藤珠生
倉斗絢子
松本菜緒
小島由実子
長寿真世
深見雅子
吉田千恵
伊吹 悠

劇団四季 ソング&ダンス 55ステップス (全国公演) [ミュージカル]

 昨年は天使の街に劇団四季の『ウエストサイド物語』が来て、今年は『ソング&ダンス 55ステップス』がやって来た。満員にはならなかったものの、田舎街では「劇団四季」のブランドの神通力は生きていて、ダントツの観客動員力らしい。

 天使は2009年のお正月に観ていて、こんな感じだった

 地方公演ゆえ、カラオケミュージカルだし、回り舞台もないので簡略化した演出になったようだが、いつもの地方のホールに、プリントながら深紅のオペラカーテンに黄金の房?のついた緞帳が下がっていた。スピーカーや照明器具が剥き出しなのは仕方がないが、それを除けばかなり頑張って劇団四季の専用劇場同様の効果を上げられるように工夫が凝らされていたようである。福岡の専用劇場からの撤退、東京と札幌に専用劇場の誕生と何かと話題の多い劇団四季だが、広い日本を見回しても全国津々浦々にでかけていって東京同等?のレベルの舞台を披露してくれるのは劇団四季しかいない。それは大いに讃えられるべきだ。

 地方都市であればあるほど、著名な作品であっても、なかなか観る機会を得ないので、ミュージカルのアンソロジーとはいえ、「キャッツ」「オペラ座の怪人」「ライオン・キング」「マンマ・ミーア」の楽曲にふれられる機会が与えられたことの意味は大きいと思った。とかく劇団四季を批判的に観てしまう天使なのだが、困難な全国公演を続けていることは認めざるを得ない。

 序曲が始まると、場内にスモークが流れ、巨大なミラーボールが回る仕掛け。本拠地よりも劇場空間が広いので、スモーク中に浮かび上がる光の筋を目で追っていたら、自分自身が空中に浮遊しているような感覚があって酔いそうになった。東京では田舎臭い演出と思ったが、田舎にはあっている演出なのかもしれない。 舞台奧のアーチ、その後方に時々現れる鏡、左右から移動してくる穴の沢山空いた可動壁など黒で統一された舞台装置はシンプルなもの。ムーヴィングライトやCG?を駆使して、とってもスタイリッシュな舞台空間になっていたのは何より。

 歌手パートもダンスパートも、客席から観客を舞台上に招いて「ドレミの歌」など、あざとさの残る演出、身体表現の極限までダンサーを追い込んだような振付と前回との印象は変わらない。事前に予習?したおかげで、今歌われているのは、どのミュージカルの、なんという曲かぐらいは理解できたが、知りたがりの観客には丁寧に説明してあげた方が親切だったかも。歌手陣は、男声はともかく、女声はなかなかエンジンがかからないようでもどかしい思いばかりが残った。男声も、もっと軽やかで透明感のある響きなど柔らかさの欲しい瞬間が何度もあった。

ダンスパートは、加藤敬二の振付で、ダンサーには今回も過酷な要求がされているようだった。激しく動くダンスよりも、味わいのある芸を披露した部分が印象深い。「キャッツ」のソロで輝きを増した裸足で赤い衣裳を身に着けたイサドラ・ダンカン風の踊り。「オペラ座の怪人」でのパ・ド・ドゥ。カーテンコールの「クレイジー・フォー・ユー」の「アイ・ガッド・リズム」に繋げるタップダンスの冒頭のソロ部分などである。

 「バリ舞踊」の生演奏やカーテンコールのドラム演奏などライブの魅力がタップリだったところは楽しめた。地方公演なのでカラオケという枠を打ち破ったのも好感。上演が終わって、通勤途中に通る道の日常風景とさきほどまでの舞台の熱気との距離が埋められずに困った。いつもは電車に1時間以上も乗って帰るから、クールダウンできるが、興奮したまま自分の生活に戻るのは難しかった。興味を失いかけていた劇団四季だが、また出かけてみようかなと思っている。

【ヴォーカルパート 男性】
金森 勝
村 俊英
李 涛

【ヴォーカルパート 女性】
金平真弥
織笠里佳子
福井麻起子

【ダンスパート 男性】
水原 俊
斎藤准一郎
岩崎晋也
徳永義満
西尾健治
花島佑介
金久 烈
新庄真一
前田順弘

【ダンスパート 女性】
加藤久美子
駅田郁美
井上佳奈
須田綾乃
柴田厚子
岡村美南
海野愛理
原田麦子
今 彩乃
小菅 舞

【『劇団四季ソング&ダンス ~55ステップス~』 曲目リスト】
第1幕
オーバーチュア
『アプローズ』より「ようこそ劇場へ」
『アプローズ』より「アプローズ」
『アイーダ』より 「愛の物語」
『アイーダ』より「勝利ほほえむ」
『アイーダ』より「星のさだめ」
『ライオンキング』より「シャドーランド」
『ライオンキング』より「早く王様になりたい」
『壁抜け男』より「最新ニュースのジャヴァ」
『ノートルダムの鐘』より「僕の願い」
『ノートルダムの鐘』より「トプシー・ターヴィー」
『ノートルダムの鐘』より「ゴッド・ヘルプ」
『メリー・ポピンズ』より「チム・チム・チェリー」
『マンマ・ミーア!』より「夢があるから」
『マンマ・ミーア!』より「手をすり抜けて」
『サウンド・オブ・ミュージック』より「ドレミの歌」
『リトル・マーメイド』より「パート・オブ・ユア・ワールド」
『美女と野獣』より「ビー アワ ゲスト(おもてなし)」

第2幕
『夢から醒めた夢』より「夢を配る」
『ユタと不思議な仲間たち』より「夢をつづけて」
『ユタと不思議な仲間たち』より「見果てぬ夢」
『ミュージカル異国の丘』より「アレキサンダーズ・ラグタイムバンド」
『ミュージカル異国の丘』より「名も知らぬ人」
『ミュージカル李香蘭』より「二つの祖国」
『ミュージカル南十字星』より「炎の祈り」
『ミュージカル南十字星』より「バリ舞踊」
『ミュージカル南十字星』より「祖国」
『ジーザス・クライスト=スーパースター』より「ピラトの夢」
『キャッツ』より「ラム・タム・タガー~つっぱり猫」
『キャッツ』より「メモリー」
『オペラ座の怪人』より「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」
『エビータ』より「飛躍に向かって」
『エビータ』より「ブエノスアイレス」
『スターライト・エクスプレス』より「スターライト・エクスプレス」
『ソング・アンド・ダンス』より「ヴァリエーションズ(パガニーニ)」
『ジーザス・クライスト=スーパースター』より「スーパースター」

カーテンコール
『クレイジー・フォー・ユー』より「アイ・ガット・リズム」
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