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今夜もTHIS IS IT [エッセイ]2009-11-13 [エッセイ アーカイブス]

 千葉のド田舎シネコンのレイトショーは20時以降にスタート。なんと『THIS IS IT』は20時10分から…。平日は20時までは自主的に残業することにしているので、観たくても観られない状態が続いてイライラ。今日は猛スピードで仕事をかたずけ、残業代がつかない身分なので定時退社は17時30分。本当は、いつ帰ってもいいのだけれど、同僚に気兼ねしながら、少々後ろ髪をひかれる思いで会社を後にする。

 開映5分前に劇場へ到着。この間までは全席指定制だったのに、今日は全席自由席なのだとか。ひょっとしてガラガラか?と思ったら50名ほどは観客がいたのでホッとする。今週は2回目で、ラジカセ並みのショボイ音響の劇場で観ることになってしまう。はやり音圧不足で迫力がなくて残念。本気で日曜には、川崎のIMAXまで遠征するつもり。

 それでも今日が一番感動してしまい、最後は涙が止まらなくなってしまった。マイケル・ジャクソンを観ていて、ベジャールのバレエ「ボレロ」で有名になったダンサーであるジョルジュ・ドンが演じた「ニジンスキー 神の道化」を思い出したからである。バレエ・リュスの悲劇的ダンサー、ニジンスキーをドンが演じた芝居である。ニジンスキーは神に選ばれた天才であるがゆえの苦悩があり、後半生は精神病院で過ごすことになるような悲惨な人生、そんな物語だったと思う。ニジンスキーは1950年に亡くなり、ドンは1992年にエイズで亡くなった。

 偉大なダンサーからの連想で、ニジンスキー、ジョルジュ・ドン、マイケル・ジャクソンを思い浮かべた。天才的なアーティストでありながら、悲劇的な死。何やら共通項があるような気がしてならない。三人とも「神の道化」だったのかも。そして三人とも伝説になったのも同じか…。

2009-11-13 00:02
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