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METライブビューイング 夢遊病の娘  [オペラ]2009-04-12 [オペラ アーカイブス]

NYメトロポリタン歌劇場上演日:2009年3月21日

指揮:エヴェーリノ・ピド
演出:メアリー・ジマーマン

アミーナ:ナタリー・デセイ
エルヴィーノ:ファン・ディエゴ・フローレス
ロドルフォ:ミケーレ・ペルトゥージ
リーザ:ジェニファー・ブラック

客席映像&ポスター映像  約6分
解説(デボラ・ボイト)
本編1幕目 約80分
特典映像 インタビュー(デセイ&フローレス) 約5分
       次回作品紹介(ラ・チェレネントラ) 約1分
       資料映像(ガランチャ)
休憩      客席映像 約14分
特典映像 METライブビューイング来シーズン紹介 約2分
       インタビュー(C・A・マンセン)
       『THE AUDITION』予告編 約3分
本編2幕目 約56分
カーテンコール&クレジット 約5分

10時開映 12時57分頃終了 

所詮は劇場中継。何も映画館まででかけて観るようなものじゃないだろうと避けてきたMETライブビューイングなのだが、友人に誘われて初めてでかけた。ナタリー・デセイとファン・ディエゴ・フローレスという望みうる最高の組み合わせで上演されるベッリーニの「夢遊病の娘」である。NYにある稽古場で演じられる劇中劇という凝った演出。取り柄は場面転換が黒板に場面を書いて回転させるだけなので、音楽が途切れないというところだろうか。

 普段着で演じられるオペラっていうのもなんだか感じが出ない。劇中劇という設定だけで処理出来ない部分もあって、普通にやってもかわらないのに…。と今ひとつ共感できない演出だった。回転するベッドの上で歌わされたり、オーケストラピットの上にせり出す板の上で歌わされたり、客席の通路から登場させられたり、ダンサーでもないのに、足の支えだけで上に持ち上げられ歌わせられたり。ショーアップするのはかまわないが、歌いにくいのではないかと歌手達に同情した。

 歌手はいずれも絶好調なのだけれど、映画館の音響装置のせいか音圧がありすぎて耳障りだった。自宅なら絶対にボリュームを絞っていたと思う。音量さえ上げれば迫力があると思ったら大間違いである。超高音が魅力的なフローレスだが、恋心を歌う弱音の表現力の豊かさに心惹かれた。デセイはテクニックも申し分ないし、芝居も上手いのだが、アップの映像だと顔のシワまで映ってしまって気の毒だった。

 それにしても幕が降りたら、直ぐにインタビューする演出というのもアメリカ的だが、歌手のことを考えたらするべきではないと思う。来年の上映作品に「シモン・ボッカネグラ」を発見。タイトルロールをドミンゴが演じるのだとか。少々驚く。

2009-04-12 09:20
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