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踏んだり蹴ったり 白鳥の湖かラ・シルフィードか ダブルブキングの一日 [バレエ]2010-01-18 [バレエ アーカイブス]


 ボッーとしていたからからなのか…。1月17日(日)はバレエを観る日と決めていて、さあ出掛けようとチケットを確認すると、なんと新国立劇場の「白鳥の湖」と東京バレエ団の「ラ・シルフィード」の両方を買ってしまっていたことが判明!

 初台の新国立劇場「白鳥の湖」初日には、ザハロワとウヴァーロフが出演。上野の東京文化会館の東京バレエ団「ラ・シルフィード」には、上野水香とサラファーノフが出演。開演時間は16時と15時。オケは東響と東フィル。さて、どちらを観ることにしようかと迷った挙げ句に初台へ行くことにした。ザハロワの「白鳥の湖」は、もう観られないかもしれないこととキャストの豪華さで新国立劇場を選んだ。

 ところが劇場へ到着するとザハロワ休演の張り紙が…。ショックで立ち直れないほどガッカリ。ああ、「ラ・シルフィード」にしておけばよかった。といっても、もう上野は開演時間を過ぎていてどうすることもできない。開幕前に牧阿佐美・芸術監督が幕前に出て事情説明。ドクター・ストップで3日間とも出演しないのだとか。しかもホームページでは、1月8日に発表されていて、事前に知らなかった天使が馬鹿だったことも判明…。

白鳥の湖」1月17日(日)、19日(火)、21日(木)に出演を予定しておりましたスヴェトラーナ・ザハロワが体調不良ため出演できなくなりました。代わって1月17日は厚木三杏(オデット/オディール)が出演いたました。19日のオデット/オディールに厚木三杏、21日については川村真樹が出演いたします。王子役はアンドレイ・ウヴァーロフで変更はありません。チケットの払い戻しはございませんのでご了承ください。 親愛なる観客の皆様 今回、『白鳥の湖』を降板する事態になったことを心よりお詫び申し上げます。日本に到着してから体調が思わしくなく、医師の診察を受けたところ、健康を回復するために一定期間、舞台活動を休むようにとの診断を受けました。皆さんの前で踊ることができないことはとても残念ですが、2010年6月の『椿姫』公演、2011年1月の『ラ・バヤデール』公演の際に新国立劇場で再び皆様にお会いできることを願っております。 スヴェトラーナ・ザハロワ
 
 代役にはソリストで、22日に出演が予定されていた厚木三杏が出演したのだが、頭の中はザハロワ・モードで来たので、何をどう踊られても「ザハロワだったら…」という考えが頭の中を駆けめぐって全然楽しめなかった。ほとんどの観客がアウェー状態の中で、公演を救った厚木三杏の健闘を讃えるべきなのだが、上野のバレエに行けなかったこともあわせて厳しい視線を送ってしまったかも。

 新国立劇場は、ゲストダンサーの他に、自分のところのプリンシパルやソリストが主演の公演が必ずある。失礼ながらザハロワ級のソリストが新国にいるとも思えず、同じ値段なのは納得しがたいところではある。東京バレエ団の新人公演マイ・キャスト・シリーズは、3,000円安いのだが、新国立劇場は全部同じ値段である。普段の入りはどうなのだろうか?新国立劇場の観客は作品本位なのだろうか?さまざま疑問がわいてくる。もっとも、新しいソリストを育てるのも新国立劇場の仕事である。それを怠ると、どこかのバレエ団のように、まともに踊れる年齢を超えたスターに頼り切りという悲惨なことになりかねないからである。

 「ああ、ついていない。」休憩時間にロビーに出ると、上手側のソファに着物を着た女性が寝かされていて救急隊員が側に立っていた。どうやら開演中に具合が悪くなってしまったようである。最終的に救急搬送されたようだが、天使よりも運の悪い方がいらしたようでお気の毒なことである。それに比べれば舞台を観られただけマシで、ダブルブッキングをしてしまった自分の落ち度をまず反省することにした。

2010-01-18 08:21
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