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お彼岸にはモーリス・ベジャール [バレエ]2009-03-20 [バレエ アーカイブス]

 今日はお彼岸。NHKの芸術劇場では「モーリス・ベジャール」の舞台中継がある。先月の東京バレエ団の追悼公演と彼のバレエ団の公演で日本でも上演された「愛、それはダンス」からの抜粋であるらしい。

 目玉は、自ら封印を解いて踊ったシルヴィ・ギエムの本当に最後の「ボレロ」である。収録日に会場にいたのでその公演をもう一度観られるのはありがたい。普段バレエをご覧にならない方も、ベジャールがお嫌いな方も必見の名舞台だったと思います。100年に一度?といわれた驚異的な身体能力と表現力を兼ね備えたバレエ・ダンサーが、終にたどり着いた究極の領域。若い頃も確かに凄かったけれど、今回は気負いもなく淡々と踊っていたように思えるのに、その深さはかつて経験したことのないような充実ぶり。見逃したら一生悔いを残すなんていうNBSの宣伝文句が浮かんできます。

 今夏の世界バレエ・フェスティバルにも参加する彼女で、最近は別の領域に意欲を示していて、それも素晴らしいのですが、やはりベジャールなくしては彼女は語れないでしょう。久しぶりに「東京バレエ団」舞台に立った首藤康之が出演した「中国の不思議な役人」も楽しみです。

★公演コーナー①
東京バレエ団公演
「ベジャール・ガラ」
<演目>
「中国の不思議な役人」
(振付:モーリス・ベジャール 音楽:バルトーク)
「ボレロ」
(振付:モーリス・ベジャール 音楽:ラヴェル)

<出演> シルヴィ・ギエム
平野玲、宮本祐宜、柄本武尊、西村真由美、
首藤康之、ほか チャイコフスキー記念東京バレエ団

<収録> 2009年2月9日 ゆうぽうとホール

★公演コーナー②
「ベスト・オブ・モーリス・ベジャール 
~愛、それはダンス~ セレクション」
<演目>
「春の祭典」(音楽:ストラヴィンスキー)
「ロメオとジュリエット」(音楽:ベルリオーズ)
「バレエ・フォー・ライフ」(音楽:クイーン) ほか

<出演> モーリス・ベジャール・バレエ団

<振付> モーリス・ベジャール
<収録> 2005年5月31日,6月1日 パレ・デ・スポール(パリ)

追記 テレビ放映を観る。「中国の不思議な役人」の開幕前の客席が少し映るのだけれど、自分の座っていたあたりを探すと自分の姿を発見。豆粒ぐらい大きさだが間違いなく天使。しかも後ろをふりかえって、しっかりカメラ目線である。我ながらお恥ずかしい。

2009-03-20 09:29
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