亀渕友香とThe Voice of Japanの『Christmas Gospel Night2015』 「聖夜」 2015年12月22日 [コンサート]
主催が労音、しかもゴスペルコーラス?。以前であれば敬遠していたジャンルの音楽だけれど、学生時代は
黒人霊歌を主要レパートリーとする合唱団に所属していたり、洗礼を受けて一年を記念して聴いてみようと思い立って東京文化会館に出かけた。
オペラ、バレエ、クラシックのコンサートには何度も出かけているが、舞台の両脇にスピーカーが立てられているというポピュラー系のコンサートは初めて、しかもムーヴィングライトが何台も設置されていてポピュラーのライブコンサートのよう。
オペラカーテンの前のオーケストラピットも舞台面まで上げられていて幕前には何本ものマイクスタンドが立っていて、ステージ用のモニターも置かれていた。中央には奥に向かってレッドとグリーンのカーペットが敷かれていてクリスマス仕様だったので普段とは全く違った雰囲気。観客もリラックスムードで演奏中に平気で出入りしたり、写真を撮ったりと観客のマナーとしては最低の部類の方々がいっぱい出現していて驚いた。
開幕はゴスペルコーラスの主催者である亀渕友香が関係するグループが総出演した300名ぐらいの大合唱でまず驚かされた。ピアノ、ベース、シンセサイザー、ドラムスのバンドが舞台中央におり、その前後に合唱団が並んで歌いかつ踊る?という楽しいステージ。
腰痛で苦しむ亀渕友香自身も杖をついて登場し、ソロを何曲か披露し、クリスマスについてのお話も少々。神様を賛美するという目的に適った内容で、素晴しいアレンジが施されたクリスマス関連の歌は時に手拍子、時に静かに聞き入るなどバランスのよいセットリストで満足。
なかでもア・カペラで歌われたヘンデルの「Hallelujah」は本当に素晴しかった。観客も「White Christmas」や「Silent Night」を一緒に歌う演出があって楽しかった。最後はThe Voice of Japanのメンバーを一人一人紹介するという演出。普通なら冗長になりかねないところだが、亀渕友香の愛情だと思われてジンときた。真相はロビーで観客をお見送りするのとCD販売の準備があったからかもしれないが。
「神様がくれた愛の道」というCDを買った。なかなかよいCDである。1枚といわず全種類という大人買いをしてくればよかったと後悔。
照明は凝っていて、たぶんコンピューターにプログラミングしているはずなのにことごとくタイミングがずれたりして操作は素人?終わっても客電がなかなか点灯しないなど、ちょっと不慣れだったかも。最後の流れ星の仕掛けも見逃した人が多かったのではないだろうか。
もう13回目になるらしいが是非来年も聴いてみたいグループだし、おすすめしたいと思う。
セットリスト
“Angel We Have On High ”~あめにはさかえ~
Joyful Joyful
O Come All Ye Faithful
O Little Town of Bethlehem
Merry Christmas To The World
O Come All Ye Faithful
O Holy Night
Carol of the Bells
White Child is This
We Tree Kings
White Christmas
Littele X'mas Tree
Rijoics Greatly O Daughter of Zion
O Holy Night
Christ Arose
He is Still The Christ of Cristmas
Joy To The World
Hallelujah
Silent Night
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