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スタジオ1番街と小川亜矢子さん [バレエ]

1970年代後半から1980年代にかけて、劇団四季ファンには有名だった六本木にあった『スタジオ1番街』というオープンスタジオ。そのチケット制で誰でもレッスンを受けられるニューヨークスタイルのダンススタジオでは、バレエ、ジャズ、タップ、ボーカルのクラスが、毎日朝から晩まで詰まっていて、2つか3つあったレッスンスタジオは、どの時間でも必ず、レッスンを受ける人で一杯だったという。

あの市村正親も劇団四季時代に熱心に通っていたらしい。そのスタジオを主催していたのが小川亜矢子さん。略歴以下の通り。スタジオ1番街の跡地は、ビル再開発されてしまったが、その恩恵を受けたダンサーやミュージカル俳優は数えきれないだろう。英国ロイヤルバレエスクールに入学。英国貴族と結婚。踊ることを選んで離婚。とバレエを愛した人生だったという。

1933年京都府生まれ。鴎友学園卒業後、53年英国ロイヤルバレエスクールに日本人として初めて入学する。その後パリ、東京、ニューヨークでダンサーとして活躍。その間、日本文学研究家のイヴァン・モリスと結婚、そして離婚、死別。66年帰国後、新宿、六本木とふたつのダンススタジオを成功させる。96年24歳年下のダンサー桑名和也と再婚。97年「青山ダンシング・スクエア」を開設。振付家としても約150の作品を創作。2000年春、紫綬褒章を受章。バレエとともに半世紀を駆け抜け、バレエ講師として活躍した。

以下にあげる本。あまりの波乱万丈の内容に絶句しました。もの凄い人生です。

運命に従う

運命に従う

  • 作者: 小川 亜矢子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本



追記

小川 亜矢子さん(おがわ・あやこ=バレリーナ)7日午前9時53分、心不全のため東京都内の病院で死去、81歳。京都市出身。葬儀は2月4日午後1時から東京都港区南青山2の26の38の梅窓院で。喪主は夫和也(かずや)氏。
 日本人として初めて英国ロイヤル・バレエ学校に留学。ニューヨークのメトロポリタンオペラバレエ団などでダンサーとして活躍し、ローザンヌ国際バレエコンクールの審査員も務めた。2000年に紫綬褒章、07年に旭日小綬章。 

心よりご冥福をお祈りいたします。
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