ベスト・キッド [映画]
解説: 弱々しい高校生が空手の老師匠と出会い、修行を通じて心身共に強く成長していく姿を描いた1985年公開の名作『ベスト・キッド』のリメイク。ウィル・スミスの実子で『幸せのちから』のジェイデン・スミスが本作では小学生の主人公に挑み、カンフーの達人をジャッキー・チェンが演じる。監督は、『ピンクパンサー2』のハラルド・ズワルト。オリジナル版の要素を継承しながらも、新たな師弟が紡ぎ出す感動ドラマに注目だ。
あらすじ: 母親の転職で、アメリカから北京に引っ越して来た11歳のドレ(ジェイデン・スミス)は、言葉や文化がまるで異なる環境の違いから、いじめに遭ってしまう。そんなある日、ドレはカンフーの達人であるハン(ジャッキー・チェン)に出会い、猛特訓を開始。抜群の精神力を秘めていたドレは、見違えるように強い少年へ成長していくのだが……。
『燃えよドラゴン』以外のカンフー?映画は観たことがないし、ジャッキー・チェンの映画も全く初めて。オリジナル版の『ベスト・キッド』も観ていないので、思い入れと予備知識がない状態で観に行くことに…。
結果を言えば「面白い。それもかなり…」特に主役を演じたジェイデン・スミスとジャッキー・チェンの師弟コンビが最高である。ほとんどアクションシーンのないジャッキー・チェンだが。暗い過去を持つカンフー名人を手堅く演じて安心してみられる感じ。
主人公たちの転勤?によってデトロイトから北京へと舞台が移るのだが、街の素顔をのぞけるような部分もあれば、無理矢理に北京周辺の観光地めぐりをしている台本は「ローマの休日」のような映画でもある。少々作りものめく部分も多いのだが、主役二人の名演技に免じて許したい。試合の最後のオチもなかなかのものだった。
おすすめです。
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