ミッシャ・マイスキー60歳記念プロジェクト リサイタル プログラムA [演奏会]2007-10-30 [演奏会 アーカイブス]
ミッシャ・マイスキーの60歳記念プロジェクトの第1日目はオールロシアプログラムのリサイタル公演である。CDも持っているし本人を間近で見たこともあるのに生演奏を聴くのは今日が初めてだった。台風の接近だからが、あるいは土曜日の夜という時間だったためか客席は6割程度の入りで空席が目立つ。
ピアノ伴奏は愛娘のリリィ。アンコールで三連の楽譜が途中で閉じてしまうと、間奏の間に楽譜を腕を伸ばしてマイスキーが弓で直してあげたりして微笑ましい光景だが、まだまだ若くて共に音楽を作り上げるという域までにはほど遠いと思った。
マイスキーの座る椅子は、彼のオリジナルグッズを作成している大阪の会社が提供したらしいもので背もたれがチェロになっているチェロ椅子。http://www.leonore.co.jp/maisky.html
買っちゃおうかなと一瞬迷う。ボーナス出たら本当に買うかも。
開演前に「本日のコンサートはロストロポ-ビッチに捧げます」とアナウンスがある。2階席の廊下にロストロポ-ビッチが日本で最後に新日本フィルを振ったときの写真を発見していたので涙が出そうになる。Lブロック側の廊下の一番奥にあるが、ロストロポ-ビッチの右手の手のひらがとっても大きいのに驚いた。チェリストは皆あんなに大きいのだろうか?スコアが隠れる程って大きすぎないかな。是非サントリーホールに行く機会があれば見て欲しい。
やがてエンドピンがやたらに長いチェロを持ってマイスキーが登場。衣裳は三宅一生?第1部がグレーのジャケットに黒のパンツ。第2部が黒のジャケットにグレーのパンツで黒のTシャツと胸元には大きなアクセサリー。とってもおしゃれ?第1部は新しくリリースされたCDからの曲が主だったようで、彼自身による編曲のロシア歌曲。知っていた曲はラフマニノフのヴォカリーズくらい。作曲家が違う全10曲を間隔を置かずに続けて弾いた。なじみのない曲でも渾身の演奏で久しぶりに集中して音楽の中に入り込んだ感じがして大満足だった。
休憩中に係員に苦情を言っている女性を発見。なんでも演奏中に遅れてきた観客を2階の客席に入れたらしい。音楽に集中していたせいか気がつかなかったけれど、女性客はカンカンになって怒っていた。全部続けて弾かれたのだから、第1部終了までホワイエで待つのが当然だと思うが主催者はコンサートの
運営に不慣れだったのだろうか。普通は遅れてきた客のために、どこかしら間合いをあけるものだが、マイスキーは一気呵成に弾きたかったのであろうどちらも気の毒に思った。
第二部はショクタコービッチのチェロソナタ。これこそ圧巻、入魂の演奏で感動させられた。なんだか彼のチェロでどこか遠くの世界へ連れて行かれたような感じ。
アンコールは3曲。新しいCD?に収録されている曲が最後だった。圧倒的な技巧を凝らした曲もあり、どうしたらあんな音がでるのかと不思議でならない曲もあって大満足。最後はスタンディングオベーションで多くの観客と感動を分かち合う喜びを感じられた。ただし、第1曲のアンコールで弱音になった途端に咳きをする客が多数いてぶち壊し。観客のマナーには大いに問題があったのかも。
2007年10月27日(土)
サントリーホール 19:00開演
ロシア歌曲集
グリンカ:私はすばらしい一瞬を忘れない
チャイコフスキー:子守歌 op.16-1、狂おしい夜 op.60-6、夜 op.60-9
アントン・ルビンシテイン:夜
リムスキー=コルサコフ:ニンフ op.56-1、薔薇に魅せられた夜うぐいすは op.2-2
キュイ:焼かれた手紙 op.33-4
グラズノフ:願い op.60-2
ラフマニノフ:乙女よ、私のために歌わないで op.4-4、ここはすばらしい場所 op.21-7、ヴォカリーズ op.34-14
-休憩-
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタニ短調op.40
アンコール ラフマニノフ
:チェロ・ソナタから第3楽章
バルトーク
:ルーマニア民俗舞曲
作者不詳:私があなたに会った時
ヴォカリーズ~ロシアン・ロマンス
アーティスト: チャイコフスキー, ダルゴムィスキー, ムソルグスキー,
ルービンシュタイン, リムスキー=コルサコフ, アレンスキー, キュイ,
グラズノフ, ラフマニノフ, マイスキー(ミッシャ), ギリロフ(パーヴェル)
出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
発売日: 2005/10/19
メディア: CD
2007-10-30 00:01
ピアノ伴奏は愛娘のリリィ。アンコールで三連の楽譜が途中で閉じてしまうと、間奏の間に楽譜を腕を伸ばしてマイスキーが弓で直してあげたりして微笑ましい光景だが、まだまだ若くて共に音楽を作り上げるという域までにはほど遠いと思った。
マイスキーの座る椅子は、彼のオリジナルグッズを作成している大阪の会社が提供したらしいもので背もたれがチェロになっているチェロ椅子。http://www.leonore.co.jp/maisky.html
買っちゃおうかなと一瞬迷う。ボーナス出たら本当に買うかも。
開演前に「本日のコンサートはロストロポ-ビッチに捧げます」とアナウンスがある。2階席の廊下にロストロポ-ビッチが日本で最後に新日本フィルを振ったときの写真を発見していたので涙が出そうになる。Lブロック側の廊下の一番奥にあるが、ロストロポ-ビッチの右手の手のひらがとっても大きいのに驚いた。チェリストは皆あんなに大きいのだろうか?スコアが隠れる程って大きすぎないかな。是非サントリーホールに行く機会があれば見て欲しい。
やがてエンドピンがやたらに長いチェロを持ってマイスキーが登場。衣裳は三宅一生?第1部がグレーのジャケットに黒のパンツ。第2部が黒のジャケットにグレーのパンツで黒のTシャツと胸元には大きなアクセサリー。とってもおしゃれ?第1部は新しくリリースされたCDからの曲が主だったようで、彼自身による編曲のロシア歌曲。知っていた曲はラフマニノフのヴォカリーズくらい。作曲家が違う全10曲を間隔を置かずに続けて弾いた。なじみのない曲でも渾身の演奏で久しぶりに集中して音楽の中に入り込んだ感じがして大満足だった。
休憩中に係員に苦情を言っている女性を発見。なんでも演奏中に遅れてきた観客を2階の客席に入れたらしい。音楽に集中していたせいか気がつかなかったけれど、女性客はカンカンになって怒っていた。全部続けて弾かれたのだから、第1部終了までホワイエで待つのが当然だと思うが主催者はコンサートの
運営に不慣れだったのだろうか。普通は遅れてきた客のために、どこかしら間合いをあけるものだが、マイスキーは一気呵成に弾きたかったのであろうどちらも気の毒に思った。
第二部はショクタコービッチのチェロソナタ。これこそ圧巻、入魂の演奏で感動させられた。なんだか彼のチェロでどこか遠くの世界へ連れて行かれたような感じ。
アンコールは3曲。新しいCD?に収録されている曲が最後だった。圧倒的な技巧を凝らした曲もあり、どうしたらあんな音がでるのかと不思議でならない曲もあって大満足。最後はスタンディングオベーションで多くの観客と感動を分かち合う喜びを感じられた。ただし、第1曲のアンコールで弱音になった途端に咳きをする客が多数いてぶち壊し。観客のマナーには大いに問題があったのかも。
2007年10月27日(土)
サントリーホール 19:00開演
ロシア歌曲集
グリンカ:私はすばらしい一瞬を忘れない
チャイコフスキー:子守歌 op.16-1、狂おしい夜 op.60-6、夜 op.60-9
アントン・ルビンシテイン:夜
リムスキー=コルサコフ:ニンフ op.56-1、薔薇に魅せられた夜うぐいすは op.2-2
キュイ:焼かれた手紙 op.33-4
グラズノフ:願い op.60-2
ラフマニノフ:乙女よ、私のために歌わないで op.4-4、ここはすばらしい場所 op.21-7、ヴォカリーズ op.34-14
-休憩-
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタニ短調op.40
アンコール ラフマニノフ
:チェロ・ソナタから第3楽章
バルトーク
:ルーマニア民俗舞曲
作者不詳:私があなたに会った時
ヴォカリーズ~ロシアン・ロマンス
アーティスト: チャイコフスキー, ダルゴムィスキー, ムソルグスキー,
ルービンシュタイン, リムスキー=コルサコフ, アレンスキー, キュイ,
グラズノフ, ラフマニノフ, マイスキー(ミッシャ), ギリロフ(パーヴェル)
出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
発売日: 2005/10/19
メディア: CD
2007-10-30 00:01
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