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千葉ロッテマリーンズ・日本ハム戦 [野球]2006-03-30 [野球アーカイブス]

桜の咲く今宵、千葉ロッテマリーンズVS北海道日本ハムの第二日目の試合をマリーンスタジアムへ観に行きました。先発投手は渡辺俊介、里崎智也のWBC世界一のバッテリーの再現で9回にマウンドに立ったのは藪田という豪華な顔合わせです。というわけで、満塁なのに何故点が…。というような拙い攻めもあったのですが、日本ハムの投手陣が総崩れだったので、9回表のエラーがあって5対3だったものの昨日に続いての勝利でした。

 今日の席は、今年からできたフィールド・ウィングシートといって大リーグなみにフェンスがなくファウルゾーンに突き出た新しいカテゴリーの席です。ちょうど三塁と一塁を結ぶ線上の先にある一塁側の席だったので、すぐ手の届く場所で渡辺俊介が肩慣らしをしているという親近感があり、迫力満点の観客席で、お値段の割にはお値打ちの席だと思いました。

 そこの観客にはグローブとヘルメットが貸し出されます。一応借りてはみたものの、グローブに触ったのは30年ぶりぐらいでしょうか?ヘルメットは寒くてニットの帽子とマフラーをグルグル巻きにしていたので最後まで被りませんでした。二度ほど近くにファウル・ボールが着弾しましたが、捕球は他のお客様にお任せでした。だって捕れるわけですもの!

 さて球団も観客サービスを色々考えていて、昨年は都響の音楽監督であるジェイムス・デプリーストの指揮に合わせて楽器を持ち寄った観客が合奏するというイベントもありました。さすがにチェロを球場に持ち込む訳にはいかないので参加はしませんでしたが、色々と知恵を絞るものです。そして今日のイベントは、明日から幕張メッセで開催される東京ペットショーにちなんで、犬の障害物競走?でした。グラウンドに置かれたハードルやトンネルを飼い主とともに走りながらクリアしていくという競技のようです。そして始球式も犬!なんだかわからないうちに終わってしまったのですが、面白いことを考えるものです。

 球場の楽しみは様々です。試合もそうですが周囲の観客の観察も楽しいものです。それこそ老若男女、年齢も仕事もバラバラの人たちが「野球が好き、野球が観たい」というところでひとつになっている姿を見るのは楽しいことです。この道何十年と球場に通い続けているとおぼしきお爺さんから母親に連れられた赤ちゃんまで、楽しみ方も自由で応援もその人なりなのがいいと思いました。

 ロッテの応援といえば、Jリーグを思わせる手拍子を主体としたシンプルですが熱い応援で有名です。外野席全体がジャンプしたり、唸り声をあげる迫力はマリーンスタジアムでなければ味わえない独特なノリだと思います。もちろん内野席に座っているオールドファンの中には、眉をひそめている人もいるみたいですが、率先してジャンプしている熟年の姿もチラホラ見かけたりします。

 試合中の飲食は自由。声を上げるのも写真を撮るのも自由。喫煙と暴力以外ならなんでも許されてしまいそうです。そして球場も球場の周囲もまるでお祭りのように賑やかでした。グッズショップでは買い物客の列が途切れませんし売店も活気がありました。もう球場にいるだけで気分がウキウキとしてくるのがわかります。野球って楽しいんですね。昨年までは全く観る気もなかったのですが、あるキッカケで球場に足を運んですっかり虜になってしまったみたいです。

 試合が終わって優勝記念の指輪を選手らに贈呈するイベントがあり、最後は選手が観客席にボールを投げ込むサービスがありました。まあ一応はグローブを構えてみるものの、キャチボールもまともにしたことがないのに硬球なんて捕れる訳がありません。ところが里崎が投げたボールが天使めがけてやって来てしまったのです。歌舞伎座で手拭い拾うのと訳が違います。恐かった!ボールを目で追うと、どうしてもこちらに飛んでくるではありませんか!「ひえっ~」と小さな悲鳴を上げてしまいました。バシッと音がしてボールは目出度く手を伸ばしてくれた隣のアンチャンのグローブに収まりました。一応、「チェッ!」などと悔しがってみたものの内心ホッとしていたのです。

 四月は歌舞伎・バレエ・オペラと観劇スケジュールはいっぱいなのですが、フィールド・ウイングシートをまた買ってしまいました。対戦相手は、明るくて陽気なボビーと違ってボヤイてばかりいる監督が率いるチームです。やはり野球は楽しくやらないと…。相手チームがロッテからそうして部分を見習ってくれればいいのですが、それまで監督の首がもつかどうか心配です。ああボヤいてばかりでは選手がやる気をなくのを何故判らないんでしょうね。監督次第でチームって変わるものなのに。


2006-03-30 01:30
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