Twitterまとめ投稿 2019/10/08 [歌舞伎]
theaterangel2御園座顔見世『瞼の母』獅童の忠太郎が好演。大当たり。数多くの名優が演じたが、これほど母恋しの忠太郎は観たことがない。秀太郎のおはまに拒絶され男泣きするのに思わずもらい泣き。半次郎の母親や薄幸の老女達に心を動かされる伏線があってこそ悲しさと背を向ける幕切れが生きた。辛い人生を見た。10/08 21:06 theaterangel2御園座顔見世『身替座禅』仁左衛門の山陰右京は美しく甘く憎めない人物を創り上げていて独特で他の追随を許さない最高峰の存在であることを証明。対する鴈治郎の玉の井は見た目は福々しいけれど内心は嫉妬の炎が燃え上がっている怖さがあった。華やかさと温かな雰囲気は顔見世に相応しい演目だと思った10/08 18:56 theaterangel2御園座顔見世『碁太平記白石噺』「新吉原揚屋の場」貫禄のある雀右衛門の宮城野に田舎娘丸出しの孝太郎の信夫は女形同士の顔合わせとしては面白いし物語にあっている。大黒屋惣六の梅玉ともども華やかさに乏しく地味な印象。あまり客席が乗ってこないのも馴染みのない演目だからだろう。寂しさが勝った10/08 17:36 theaterangel2御園座顔見世『双蝶々曲輪日記』「引窓」。少ない登場人物で最大限の効果が上がる演目だったかも。仁左衛門の南与兵衛は情に厚く柔らか味もあって理想的。孝太郎のお早にはこの役にかける意気込みが伝わってきた。重要な役である吉弥のお幸も好演した。50周年記念の顔見世は派手さより実をとった型。10/08 15:42 theaterangel2御園座顔見世『双蝶々曲輪日記』「角力場」「難波裏」。鴈治郎の二役与五郎と長吉がよい。花道では手拭いで頰被りで引っ込む珍しい型で上方の和事風。続く場面では獅童が頰被りで引っ込むが古風なマスクが生きた。もちろん「引窓」へも繋がる訳で良い工夫だと思った。壱太郎の吾妻が短い出番だが印象的10/08 13:48 theaterangel2御園座顔見世『狐と笛吹き』北條秀司の作演出。平安時代の風俗ながら現代語。異類婚姻譚だが「葛の葉」と違い契を結ぶと女狐は死んでしまうというのが趣向。芸能者としての苦悩は薄いが清潔感があり気品ある役柄は梅玉の独壇場。雀右衛門も奇妙とも言える役柄をそれらしく演じて良い組み合わせと思う。10/08 12:28
2019-10-08 23:01
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