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ポール・マッカートニー 日本武道館 2015年4月28日 [コンサート]

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午前中の会議をこなして、午後は休みをとり日本武道館へ急行。到着したのは14時30分頃。早速、座席番号入りのチケットと引き換える。まずチケットをチェックされて印が押されて、席種と枚数が書かれたチケットが入った封筒が並んでいて、そこから自分で好きなものを選ぶという方式。

天使は4万円のB席だったのだが、北東スタンドの前の方の席でポールの歌う姿は横から観ることになるものの、ピアノは直ぐ目の前なので、10万円のアリーナ席の後方席よりはずっと良い席。サントリーホールならP席、平成中村座なら桜席といったところである。コストパフォーマンスは最高の席だったと思う。

チケットは並ばずに手に入ったもののグッズや当日券売場は長蛇の列。武道館限定のTシャツをめがけて並ぶことにしたのだが、15時前には売り切れとなり予約販売ということになった。それでも、その受付にたどり着くまで1時間半ほど並ぶことに。仙台から来たというカップルと話しながら楽しく過せたので、行列も全く着にならなかった。予約を済ませるとなんとなく物足りなくなり、あれやこれやとバク買い。

16時30分近くなって、まもなくポールが会場入りという情報があり、グッズ売り場の近くで待つことに。「私は49年前に日本武道館で補導されたのよ」というオバサマと話しているうちにポールが到着。運転手側に座っていてくれたおかげで、ポールを至近距離で観ることができた。

今会場入りでは、どうせ18時30分に始まるわけはないということでランチ抜きだったので食事に行くことに。まだ17時なので誰もいないイタリアンでパスタや仔羊などを食する。一向に開場にならないらしく18時20分までレストランでデザートなどを楽しんでから、日本武道館へでかける。

18時30分を過ぎてようやく開場になったが、20分ほど行列に並んで入場できたのは19時頃。席についてもなかなか始まる気配はなく、手拍子や観客席のウエーブなどで早くも盛り上がりをみせていたが、座ったままの人もいて、楽しみ方はそれぞれ思い思いだったのがよかった。

19時55分という約90分遅れで開演。演奏が始まると東京ドームと違って手の届きそうな距離でポールが演奏し歌っていて、また観客との距離も短いので非常に盛り上がった。舞台は床面にLEDスクリーン?が仕込まれたもので多彩に変化。東京ドームと違って巨大スクリーンはなく、2階席の後方に身切れ席用?のタテ長モニターがあるだけだった。必要最小限の照明とスピーカーが天井から吊るされ、舞台後方の北席にはLEDのムーヴィングライト?が置かれていて照明がスクリーン演出の替わりをしていたようだった。舞台と客席を遮るものがないので、舞台脇の席でもアリーナ席以上の臨場感を味わうことができた。

日本武道館へ集ったのはコアなファンだけあって、最初から最後まで全員?がスタンディングで歌い踊っていたように思う。客席のノリは明らかに東京ドームとは違っていて、大いにポール・マッカートニーのライヴを楽しむことができた。

Live and Let Dieでは、東京ドームと同じく炎の演出があって客席にも熱風が飛んできた。Let It BeやHey Judeでは観客全員がリストバンド式のLEDライトを光らせて非常に感動的な場面が出現した。ポールには内緒の演出らしくポールも感激していた。そのLEDライトは席によって配布されていたものが違うらしく、アリーナ席に「日の丸」が浮かび上がり、ポールが目にする正面席の1階と2階には「ユニオン・ジャック」が現れたのだった。

東京ドームからは曲数が減ってしまったが、全く気にならなかったほど充実したライヴだった。そしてアンコールでは、まさかのBirthdayが演奏されてノリノリだったのも最高潮に。アンコールは1階だけだったけれど大いに満足できたないようだった。ポールが上手の観客席を向くたびに叫び続け、大声で歌ったおかげで声は見事にかれてしまった。

花吹雪が舞ってライヴが終わっても、他のアーティストと違って余韻に浸りたくて係員に誘導されるまで、ずっと席に座っていた。本当に幸福な時間を共有できた日本武道館の空間をずっとずっと忘れたくないと思った。リストバンド式のLEDライトは終演後回収なのだが、さすがに持って帰ってしまう人は少ないらしく、場外では光りの山がいくつも出来ていて驚いた。あまりの人の多さに九段下の駅はあきらめて竹橋の駅まで歩く。その距離がまったく苦にならない幸福な時間を過ごすことができた。

2015年4月28日(火) 日本武道館

18:33頃 開場
19:55頃 開演
22:00頃 終演

《セットリスト》
1. キャント・バイ・ミー・ラヴ(ビートルズ)
2. セイヴ・アス(ソロ / 最新アルバム『NEW』より)
3. オール・マイ・ラヴィング(ビートルズ)
4. ワン・アフター・909(ビートルズ)●
5. レット・ミー・ロール・イット(ウイングス)
6. ペイパーバック・ライター(ビートルズ)★
7. マイ・ヴァレンタイン(ソロ)
8. 1985年(ウイングス)
9. 恋することのもどかしさ(ソロ)
10. 夢の人(ビートルズ)
11. アナザー・デイ(ソロ)
12. ダンス・トゥナイト(ソロ)●
13. 恋を抱きしめよう(ビートルズ)
14. アンド・アイ・ラヴ・ハー(ビートルズ)
15. ブラックバード(ビートルズ)
16. NEW(ソロ / 最新アルバム『NEW』より)
17. レディ・マドンナ(ビートルズ)
18. アナザー・ガール(ビートルズ)●
19. ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ(ビートルズ)●
20. ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト(ビートルズ)
21. オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(ビートルズ)
22. バック・イン・ザ・U.S.S.R.(ビートルズ)
23. レット・イット・ビー(ビートルズ)
24. 007死ぬのは奴らだ(ウイングス)
25. ヘイ・ジュード(ビートルズ)

26. イエスタデイ(ビートルズ)★
27. バースデイ(ビートルズ)●
28. ゴールデン・スランバー~キャリー・ザット・ウェイト~ジ・エンド(ビートルズ)

● 今回の来日公演では初披露となった曲
★ 1966年のザ・ビートルズの日本武道館公演でも披露された曲

ということで、今回の日本武道館で初披露された曲
ONE AFTER 909


Got To Get You Into My Life


さらに"Birthday"

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