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小沢昭一『唐来参和』のDVDを観る [演劇]


唐来参和 (とうらいさんな) -出演 小沢昭一- [DVD]

唐来参和 (とうらいさんな) -出演 小沢昭一- [DVD]

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: DVD



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観たい観たいと思っていながら、実際に観るチャンスもあったのに、機会を逃してしまった『唐来参和』のDVDが発売されたので早速購入した。

いわゆる一人芝居なのだが、導入部はちょっと助平?な小沢昭一自身として登場して、吉原の事など面白おかしく語っていくうちに芝居に入っていく見事さ。わずか扮装だけで、声音を変えて鮮やかに演じわけ、アッという間に最後までいってしまった。

これはもう小沢昭一以外には、演じられない芝居で、もう二度と見る事ができないだろう貴重な記録である。井上ひさしの原作という事で観なかった事を今は後悔している。迷った時は必ず観るべしなのである。


【追悼企画】 俳優・小沢昭一の真骨頂! 伝説の一人芝居を記録した貴重な映像を初DVD化!

唐来参和 (とうらいさんな) -小沢昭一出演-

2013年3月20日発売■VIBF-5477■4988002645664 ■4,935円(税込)■4,700円(税抜)
■1988年2月26日 新宿・紀伊國屋ホール■4:3■カラー■片面1層■本編約103分 ■ドルビーデジタル ステレオ

唐来三和 とは
2012年12月10日に惜しくもこの世を去った、俳優・小沢昭一が、“引退興行"と称して、
1982年からの18年間にわたって演じ続けた一人芝居。原作は、井上ひさし氏の「戯作者銘々伝」。
公演数は全660回に及び、そのすべてを一人で演じきった。

出演
小沢昭一

スタッフ
原作:井上ひさし「戯作者銘々伝」(中公文庫) 演出:長与孝子

内容
酒に酔うと他人の意見の逆を行く癖があるばかりに、御高家吉良家の用人から妻を吉原の女郎に身売りして長崎じぇ蘭学修行→浮世絵の腕のたつ印刷職人→黄表紙の洒落本作家(戯作者)唐来参和として名を成すが、女郎の年期の明けた恋女房との祝言の席上、酔った挙句の口論から忽ちその場で女房を吉原裏通りの小見世に叩き売って、その足で女郎屋の婿養子となる。すべての行動の原理が“損得"どころか、酒に酔うと他人の意見の逆を、逆をと行く反対癖。あべこべ・ひっくり返し・逆立ち。とにかく逆の方向へ行ってしまい自分の気持ちがどういう仕掛けになっているのか自分でも分からず数奇な運命を辿る男と女の物語。


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