Twitterまとめ投稿 2019/09/27 [歌舞伎]
theaterangel2夜クラシック アンコール曲『白鳥』サン=サーンス。どうしてもバレエ『瀕死の白鳥』のイメージがあるけれど堤剛の白鳥は健康そのもの。死なない。静かに湖面を泳いでいく感じ。こうした白鳥の解釈の方が正しいのだと思う。もう1曲アンコールがあ… https://t.co/8eFzrCutBy09/27 21:38 theaterangel2夜クラシック『チェロソナタ第1番』ブラームス。今宵のメインとなる曲。堤剛のチェロは前へ前と音楽を奏でる推進力のある音楽で巨匠らしいブラームス。チェロがこんなにも雄弁に語りかけてくるのかと驚嘆する。一緒に演奏している仲道郁代自身が堤剛のチェロに感動しているのが伝わってくるようだった09/27 21:33 theaterangel2夜クラシック『チェロソナタ第3番』ベートーヴェンの超有名で憧れの曲。堤剛のチェロは自由自在に弾かれた。仲道郁代のピアノは時に寄り添い時にチェロの音楽に対決するかのような姿勢もあり面白い展開。音楽を共に創り上げる理想的な音楽空間出現した。響きの良いホールで贅沢な時間を過ごした手応え09/27 21:27 theaterangel2夜クラシック『モーツァルト「魔笛」“娘か女か”の主題による12の変奏曲』ベートーヴェン。パパゲーノのアリアを主題として繰り広げられる変奏曲。モーツァルトの軽快さよりもベートーヴェンの生真面目さが勝ったような曲。堤剛のチェロは仲道郁… https://t.co/nu0r0Zj5Gt09/27 21:19 theaterangel2夜クラシック 『月の光』ドビュッシー。真っ暗な中で始まり真っ暗になって終わる演出。仲道郁代のピアノは繊細で美しい音色。彼女のMCによれば毎回同じ演出で様々な編成で演奏されるらしい。テーマ曲といったところなのだろう固定客も多いに違い… https://t.co/IL5TVND8gH09/27 20:28 theaterangel2三谷幸喜『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』第2幕。開幕に歌謡ショー?があって明るいオープニング。カードを使った推理大会で笑わせてワトソンの過去に立ち入りしんみりさせて「緋文字の研究」に繋げるアイディア。笑いも涙もソコソコ。感動は無いが楽しい時間が過ごせて観客は満足したと思う。09/27 16:22 theaterangel2三谷幸喜『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』第1幕。若き日のシャーロック・ホームズが主人公で頭は冴えているけど問題児?を柿澤勇人が好演。物語は思わぬ方向へドンドン展開していく面白さがあった。さて後半はどうなって名探偵が誕生するかしないか予測不能。サイレント映画のピアノ風演奏あり09/27 14:38
Twitterまとめ投稿 2019/09/23 [歌舞伎]
theaterangel2九月文楽『艶容女舞衣 道行霜夜の千日』文楽はお爺さんとおじさんが頑張る芸という印象があるが最後は若手が中心。芸の凸凹や忍耐が必要な場合もある。それでもたゆまぬ努力の跡が見えるのは嬉しい。そこを観ないでは文楽の愉しみは半減。名人上手の芸をその場限りで味わうのではない面倒さが取り柄だ09/23 21:14 theaterangel2九月文楽『艶容女舞衣 酒屋の段』靖太夫・錦糸、藤太夫・清友、津駒太夫・藤蔵と繋いで行くがそれぞれに好演し満足。お園の清十郎も華麗な技を披露して観客を沸かせた。ひと昔前の技芸員に比べると見劣りするかもしれないが彼らの10年後20年後… https://t.co/kM6U7QWADd09/23 20:42 theaterangel2九月文楽『嬢景清八嶋日記 日向嶋の段』千歳太夫と富助に拍手。景清の玉男にも。最も感動したのは簑助の糸滝。自身の身体は不自由なのに人形を遣うと全く不自由を感じさせないばかりか深い感動に導かれた。その芸の底力に感服。40年もの間、観… https://t.co/lkJ9Guv89C09/23 20:27 theaterangel2九月文楽『嬢景清八嶋日記 花菱屋の段』織太夫と清介にまずは拍手。よく語りよく弾いた。馴染みのある演目ではないが彼らの好演によってグッと観客の心を掴み次の場へ繋げてみせた。短いと思ったが実は40分以上もあったとは。時代物の大曲の端場… https://t.co/2TRemAKBdy09/23 18:14 theaterangel2九月文楽『心中天網島 道行名残の橋づくし』勘十郎の治兵衛と和生の小春は現在では最高の組み合わせか。おさんへの想いからどこか恋愛至上主義的な高揚感が乏しく哀れさが勝った。小春は治兵衛に刺し殺され治兵衛は首を括るのも甘さが全くないので好き。この死に方も当然と思うのもおさんの味方だから09/23 15:18 theaterangel2九月文楽『心中天網島 大和屋の段』咲太夫と燕三を聴いていると一昔前の文楽を思い出す。三味線が明確で理解し易い。何を表現しようとしているか、どのような場面なのか手に取るように解る。咲太夫の美声によって緊迫感が倍増されて身を委ねていることに快感と安心感がある。深いかと問われると困るが09/23 15:09 theaterangel2九月文楽『心中天網島 紙屋内の段』大好きな呂太夫。神妙に丁寧に語って好印象。とはいえ感動に繋がるかどうかは別問題。後半になるにしたがい失速気味だったのが残念。様々な想いの交錯が描ききれていなかったと思う。派手さがないだけに難しい場面なのも原因だろうか。付いていけるか観客も試される09/23 15:02 theaterangel2九月文楽『心中天網島 河庄の段』三味線の清治を中心として呂勢太夫、和生、玉男、勘十郎らが揃って小春の哀れさ健気さを際立たせた感。治兵衛とはこんなに身勝手な愚かな男だったのか。全く共感できなければできないほど小春が愛おしくなる不思議。三輪太夫が口三味線で浄瑠璃を語る可笑しみが面白い09/23 12:51
Twitterまとめ投稿 2019/09/20 [歌舞伎]
theaterangel2N響9月定期Cプロマーラー『交響曲第5番』演奏能力の高い楽員の本気度全開で超絶名演出現。普段は冷静な聴衆も大熱狂。1m四方の指揮台の上でパーヴォ・ヤルヴィは大胆に動くかと思えば柔らかで細密な音楽をも生み出す。彼の内面にある想いがほ… https://t.co/HGQTffqzV509/20 21:41 theaterangel2N響9月定期Cプロシュトラウス『歌劇「カプリッチ」から「最後の場」。詩人と音楽家から求愛され揺れ動く伯爵令嬢を歌ったヴァレンティーナ・ファルカシュが繊細。心の襞の奥底までかき分けていくかのごとき音楽をパーヴォ・ヤルヴィが紡ぎ出して… https://t.co/tABnE1b6zz09/20 19:52
Twitterまとめ投稿 2019/09/18 [歌舞伎]
theaterangel2英国ロイヤル・オペラ『ファウスト』後半。いささか悪趣味な「ワルプルギスの夜」のバレエから最後まで演奏は完璧。マルグリートの魂が救済される幕切れには大きな感動が待っていた。題名役のグリゴーロにとっても快心の歌唱だったよう。オペラで興奮に出会うのは稀だが今日の舞台は正にそれ。観客熱狂09/18 19:18 theaterangel2英国ロイヤル・オペラ『ファウスト』前半。題名役のグリゴーロ、悪魔のダルカンジェロ、マルグリートのソレンセンらが絶好調で声の饗宴。雄弁にオケを鳴らすパッパーノ万全。上手に聖、下手に俗を配し場面によって重層的な絵面にしてみせた演出が巧み。気がつけば感動に導かれているという理想的な上演09/18 17:03
Twitterまとめ投稿 2019/09/17 [歌舞伎]
theaterangel2秀山祭九月大歌舞伎『松浦の太鼓』先代の勘三郎のような愛すべき無邪気さはないけど意外に艶やかさを感じさせて歌六初役の松浦候が面白い。又五郎の源吾、米吉のお縫、歌昇、種之助ら播磨屋が揃っての追善狂言。東蔵の其角が安定の出来で安心して観ていられる。時間的に終演が遅くなるが観るべき芝居。09/17 21:29 theaterangel2秀山祭九月大歌舞伎『勧進帳』仁左衛門75歳の弁慶を演じ終える。飛び六方は何とか跳んで入った感じが大健闘。上方役者だけに歌舞伎座で弁慶を演じる機会が限られてきた過去がある。今回も奇数日だけのプレミアム上演。絶頂期に観る機会があればと… https://t.co/xCsAIzFSKb09/17 21:18 theaterangel2秀山祭九月大歌舞伎『寺子屋』吉右衛門休演による松緑代役2日目。経験があるとはいえ緊張感からか顔つきが別人に見えた松王丸。首実験こそ安定感を欠いたけれど立派に演じ終え感動的な光景。福助も不自由な身体ながら幕切れを締め括った。幸四郎、菊之助、児太郎と実はバランスがいい配役。鷹之資好演09/17 18:15 theaterangel2秀山祭九月大歌舞伎『沼津』吉右衛門休演による幸四郎代役2日目。実の親子と知ってから千本松原での逢い初めの逢い納めの愁嘆まで今までで一番泣かされた。初役とも思えぬ完璧な十兵衛だ。それを支えた歌六の平作と雀右衛門のお米も好演。特に三世の百回忌の追善狂言となった歌六は入魂の演技を見せた09/17 15:55 theaterangel2秀山祭九月大歌舞伎『お祭り』梅玉の鳶頭に魁春と梅枝の芸者が絡み秀山祭を祝って太鼓まで叩くという変則的な演出。長引く台風被害やら吉右衛門の休演やら心が浮き立たない出来事があるが陽気な祭囃子で気分が変わるのが良い。地味な出演者だけに三方に挨拶しても拍手がなかなか起こらないのは気の毒。09/17 13:37 theaterangel2秀山祭九月大歌舞伎『幡随院長兵衛』幸四郎は「人は一代、名は末代」の台詞以降湯殿まで男らしさを貫いて清々しい。対する松緑の水野や亀蔵の近藤は武士ながら屈折した想いを秘めた感じが良い。この顔ぶれの中では雀右衛門のお時には安定感がある。退屈することもある序幕の「公平法問諍」を面白く観た09/17 12:54
Twitterまとめ投稿 2019/09/16 [歌舞伎]
theaterangel2英国ロイヤル・オペラ『オテロ』後半。シンプルな装置に合唱団が現れ退場するだけでスペクタクルな場面になる事に感心。オケも合唱団も凄い。破滅に向かって突き進むオテロ、哀れなデズデモナも好演。ヤーゴの最後は悪の魅力が消えて不満。何もかも高水準の舞台だが感動はない。足りないのは客席の熱狂09/16 18:41 theaterangel2英国ロイヤル・オペラ『オテロ』前半。全体を支配したのはフィンリーのヤーゴ。横移動するシンプルな舞台装置の中で悪の華を咲かせた。パッパーノ指揮するオケも雄弁過ぎる程の音楽を奏でて悪をサポート?クンデのオテロとバセンツのデズデモナも悪の前ではなす術がない。でもヤーゴも実は道化なのかも09/16 16:24
Twitterまとめ投稿 2019/09/06 [歌舞伎]
theaterangel2『花岡千春ピアノ独奏会』アンコール。バッハ「コラール」美しさと音楽の深さに涙がこぼれた。フォーレ「スペイン舞曲」これは暗譜。技巧を凝らした演奏。最後はフォーレの歌曲「月の光」の編曲版。歌の部分が弾けなくなったのでと笑わせて楽譜を見ながら。弾きたくなる気持ちがよくわかった。美しい。09/06 21:11 theaterangel2『花岡千春ピアノ独奏会』後半。ショパン「4つのマズルカ」内省的な音楽でショパンの音楽的な変遷を提示する意図があったようだ。シューベルトの「さすらい人幻想曲」は一転して攻めの音楽。ヴィルトゥオーソ的な技巧を極めた演奏で素晴らしかった。ここまで全て暗譜。アンコールは譜面を見ることに。09/06 21:07 theaterangel2『花岡千春ピアノ独奏会』前半。クープラン「葦」など。第1音から18世紀初頭へタイムスリップしたかのよう。ベートーヴェン「月光」甘さを排した荘厳な演奏。美しい音色に重々しさが加わった。「アンダンテファヴォリ」は一転して軽快さを感じさ… https://t.co/fjvVoQwMSl09/06 19:50 theaterangel2藤原歌劇団『ランスへの旅』2日目後半。全ては丸く収まるハッピーエンド。興奮や感動とは無縁な祝祭劇的オペラなので長らく忘れ去られたのも納得。結局歌手の超絶技巧がないと厳しいのかも。それに強烈な個性があれば申し分なしなのだが今ひとつで記憶に残る歌手は少なかった。劇場との相性は良い演出09/06 17:24 theaterangel2藤原歌劇団『ランスへの旅』2日目前半。随所にロッシーニらしい音楽が奏でられて楽しめる公演。14名の歌手全てが完璧ではないものの健闘。コリンナの光岡暁恵は別格。男爵の折江忠道がベテランの味。ベルカントの高い声でアジリタを要求される難… https://t.co/8gJ4KRfUaV09/06 16:04
Twitterまとめ投稿 2019/09/02 [歌舞伎]
theaterangel2IHIステージアラウンド東京『ウエスト・サイド・ストーリー』第2幕。リアルな舞台から抽象的なバレエに変わる「Somewhere」が素晴らしい。その場面に呼応し愛と平和が実現するかと見えた幕切れは甘いものではなく苦い結末。そこに深い… https://t.co/pnAB5kW3wu09/02 16:52 theaterangel2IHIステージアラウンド東京『ウエスト・サイド・ストーリー』第1幕。客席が回転するけれど奥行があるのは2方向。狭い中でもオリジナルを活かした振付。客席も近いので迫力がある。「クール」は最高。「アメリカ」は平凡。「トゥナイト五重唱」… https://t.co/XpXulqug4X09/02 15:40